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元ラストアイドルのメンバーで、ラジオiNEWSに多数ご出演いただいている篠原望さんが、2日千穐楽となった舞台「かえってきたWteen」で主役を演じた。告知ポスターはど真ん中、出演者一覧では上段一番左、いわゆるトップレフトに名を連ねた。ラスアイ卒業後、2度目の舞台にして、堂々たる主演女優ぶりだった。

筆者が拝見した1日の築地本願寺ブディストホールは、最後列までびっしり満員、グッズ売り場では、篠原さんのブロマイドが飛び抜けて売れていた。舞台設定は春の終業間近の高校、篠原さん演じる主人公の柳瀬千聖は、留年寸前の蓮っ葉な劣等生だ。篠原さんの実像とは真逆といっていいキャラクターだったが、見事に演じ切った。ラスアイ時代の舞台「球詠」の藤原理沙役は、実像とのギャップは少なかったが、今回の柳瀬千聖役は、より高度な演技力を要求され、役になり切る必要があったと思う。篠原さんは見事に役に入り込んでいた。演技の幅が広がり、役者としてひと皮むけた。

ラストシーンは圧巻だった。篠原さんの魂のこもった渾身の演技に、筆者の涙腺は崩壊した。舞台の芝居を観て、これほど心を揺さぶられたことはない。ストーリーもわかりやすく、90分があっという間だった。

ラスアイ解散から10か月、今月は元メンバー3人が所属する「高嶺のなでしこ」の皆さんが、ラジオiNEWSにゲストできてくれる。元メンバーはそれぞれ頑張っている。篠原さんは舞台での芝居のほか、アイドルフェスの司会進行役、サックス演奏を披露するライブ、生誕祭ライブ、ニュース番組のコメンテーターなど、実に幅広く活躍している。今日3日からは千葉テレビの朝の情報番組でお天気キャスターを務める。さらに今月27日からは舞台「少年秘密倶楽部-零-」の公演も控えている。

ファンの一人として、篠原さんの多方面での活躍ぶりを嬉しく思う。我がラジオiNEWSにも、またご出演いただける日を楽しみにしている。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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