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今月いっぱいで芸能界を引退するukkaのリーダー川瀬あやめさんのソロライブ「~スキダラケですか?~」が8日、川崎市で開催された。本人いわく「人生最後のソロライブ」ということで、会場には500人ものファンが詰めかけた。

前日のラジオiNEWSご出演時に、川瀬さん自身が「最高のライブに仕上がっている」と断言していたので、楽しみにしていた。その言葉通り、選曲、衣装、合間のMC、そして持ち前の歌唱力と、最高に仕上がっていた。

ライブを拝見し、改めて「やはりこの人は歌が上手い。レベルが違う」としみじみ思った。楽曲は、「川瀬あやめが最後に1人で歌って踊る姿を目に焼き付けてほしい」という思いで選んだそうで、ukkaのオリジナル曲のほかカバー曲も多く披露された。カバー曲には初めて聴くものもあったが、歌が抜群に上手いので、「聴き惚れる」というのは、こういう状態を指すのだなと、初めて悟った次第だ。

曲の合間には、自ら制作した「川瀬あやめ研究」を発表し、ファンからの熱いメッセージの数々も読み上げた。ほっこりした、温かい空気に包まれ、川瀬さんがいかにファンに愛されていたのか、再認識した。

アンコールではukkaのおなじみの曲が続き、満員の会場はコール&レスポンスで沸き返った。ステージの川瀬さんとホールにひしめくファンたちが一体になり、心地良い時間が流れていった。

あの歌がもうすぐ聴けなくなると思うと、本当に残念でならない。あとは12月30日の卒業ライブ、これがいよいよ観納め聴き納めになる。令和の歌姫の最後の雄姿を見届けよう。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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