亮的閑話 第 103回 さすがたかねこ、逸材そろい踏み！
ラジオiNEWS、４月ゲストは高嶺のなでしこの皆さん、2週目となる本日は、涼海すうさん、日向端ひなさん、松本ももなさんが来てくれた。松本さんはラストアイドル時代から数えて１０回近く出演されているが、涼海さん、日向端さんはラジオ生放送は初めて。オンエア前は緊張していたが、始まるやいなや2人とも、あっという間になじんでくれた。
涼海さんは最初、おとなしいお嬢さんのイメージもあったのだが、ひとたび口を開けば、底抜けに明るい大阪のお姉さんで、好感度が高かった。大きな声ではきはき話し、笑顔を絶やさない。この人の周囲は明るく楽しい雰囲気が絶えないだろうなと、想像がつく。
日向端さんも明るい。しっかりしている。番組内で身の回りの様々なエピソードを披露してくれたのだが、家庭内でのチャンネル争いや飲料の瓶を足元に落とした話など、情景がありありと浮かぶような、説得力ある話しぶりだった。表現力があるし、地アタマの良い人なんだろうなと思った。
松本さんをみるたび、この人はアイドルになるために生まれてきたのだな、とつくづく思う。週替わりコーナーで将来の目標を尋ねた際、松本さんは「みんなが憧れてくれる人になること」と語った。多くの現役アイドルが松本さんに憧れている。その目標はすでに達成されているのではないか。松本さん、今やたかねこ最年長メンバーだ。ラスアイ時代はかわいい妹的な存在だったかもしれないが、この日のオンエアで初登場の2人を見守るまなざしは、やさしい姉のようだった。
新曲「革命の女王」は迫力があり、サビが耳に残る。インパクトがあるので、売れると思う。「僕は君になれない」も、たかねこらしい、ファンの背中を押し、元気にしてくれる名曲だ。デビューして1年足らずなのに、次々といい楽曲をもらっている。たかねこが、それだけ期待されている証なのだろう。
２３日からいよいよ全国ツアーが始まる。たかねこを生でみることがなかった地方のファンにとって、待ちに待った瞬間が訪れる。楽しみは尽きない。次週お迎えする3人は初めてお会いする方ばかり。今からワクワクする思いを禁じえない。
（日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)
