亮的閑話 第99回 イコラブは国民的アイドルか、ビタミンズがトリガー
ラジオiNEWS、本日のゲストは先週に続いて=LOVEの皆さん、この日は大場花菜さんと瀧脇笙古さんのお2人、人呼んでビタミンズが来てくれた。いつものように熱いイコラブファンのツイートが怒涛のように押し寄せ、当然のようにトレンドワード入り。もはや驚かないが、この日驚いたのは、１３枚目のシングル「この空がトリガー」のMV再生回数だ。
ぐんぐん伸びて、なんと４６０万回だという。いったいどうすれば、こんなすごい数字になるのか。単純計算で全国民の２０人に1人が視聴したことになる。子供やお年寄を除いた15歳から６５歳までの、いわゆる労働生産人口でみると、１５人に１人がイコラブの新曲MVを観た計算になる。これはもう国民的アイドルと言っても過言ではない。
武道館ライブで２回、スタジオで２回聴いた「この空がトリガー」、この日はスタッフの方が用意してくださった歌詞を見ながら聴いた。このメロディーにして、この歌詞、さわやかさと切なさが同時に押し寄せる。これは売れるわけだと痛感した。
この日のオンエアは実に楽しかった。お２人の飾らない人柄がたまらない。大場さんの宝塚のプレゼンも良かったし、瀧脇さんのランニングの薦めも良かった。大場さんのイコラブ漫画は是非、単行本化してほしいし、瀧脇さんにはマラソンのタイムをどんどん縮めてほしい。この人たちを応援したいと、自然に思える人間的な魅力がお２人にはある。ファンの皆さんがイコラブを我が事のように心から応援し、推しメンのソロ曲デビューに号泣するのも、十分に理解できるようになった。
山本杏奈さんや瀧脇さんとの野球談議は実に楽しかった。これまで何度も番組に来てくれたイコラブだが、もっともっと来てほしい。ビタミンズがトリガーとなり、イコラブ沼に嵌る寸前だ。この沼、一度嵌ると簡単に抜け出せない、奥が深い沼だと聞いている。この仕事を始めてから、様々なアイドルのライブを拝見したが、イコラブは歌の上手さとダンスの切れ味で引き込まれる。スタジオでお会いしたメンバーたちは、皆さん魅力的だ。やはりイコラブ沼は深そうだ。
（日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)
