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11月になった。今月のマンスリーゲストは×純文学少女歌劇団の皆さんだ。3回に分けて10人のメンバー全員がきてくれる。筆者が応援していたアイドルグループから7人が参加しており、発足当初から応援していた。こうしてまた、ラジオiNEWSでお会いできるのが嬉しい。

×純文学少女歌劇団の旗揚げ公演を拝見したが、実に良かった。アイドル時代に鍛えた歌とダンスが際立ち、とても初舞台とは思えない、しっかりした内容だったのを覚えている。大森莉緒さんは、舞台「球詠」での演技が秀逸だったが、歌劇団でも堂々たる女優ぶりで、相変わらずオーラがすごかった。山本愛梨さんも歌の上手さが抜群で、軽やかな身のこなし、表情豊かな演技が印象的だった。倉持聖菜さんたち3人も、アイドルグループメンバーたちに引けを取らない存在感だった。

この日のオンエアで流れた「道化師たちのロンド」が素晴らしい。ミュージカル終演後のライブで初めて聴き、一発で好きになった。格調高いメロディーが実にカッコよく、一度聴いたら耳に残る。早くCD発売をしてほしい。売れると思う。

そんな3人をお迎えした10日のオンエア、終始和やかな雰囲気で、楽しい60分間だった。週替わりコーナーでは、3人に矢継ぎ早の質問攻めをして、隠れた一面を浮き彫りにした。舞台上の堂々たる居ずまいと対照的に、実にかわいらしい、微笑ましい横顔を見せてもらった。そう、3人は確かに歌劇団の名称通り、まぎれもない少女だった。

大森さんのセミは芸術の域に達していたし、山本さんの腹踊りはリスナーに果てしない波紋を広げた。ラジオ初出演の倉持さんは声質が聞きやすく、明るいキャラもラジオ向きだと思った。初の海外遠征となったタイでの公演も大成功だったそうで、元メンバーたちがまた、いきいきと活躍し始めたのが、何より嬉しい。10月最終週に続き、心から安堵した。大森さんが番組中に言っておられたが、×純文学少女歌劇団がもっと浸透し、知名度が上がってほしい。1回観ただけだが、あのクオリティーの高さは、磨けばいずれ世界に通用するレベルに達するはずだ。

筆者は次週、COP27取材のために番組をお休みする。まったくなんでこんなタイミングで出張が入るんだと、あまりの間の悪さを嘆いている。リスナーの皆さん、ファンの皆さんとは、再来週にまたお耳にかかるので、よろしくお願いします。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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