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ラジオiNEWSの常連アイドル、26時のマスカレイドの武道館ライブに14日、番組スタッフ一同でお邪魔した。すべての高校球児が甲子園を夢みるように、すべてのアイドルにとって武道館は夢の舞台であり、アイドルの聖地だ。その聖地にニジマスの5人の乙女たちが立った。夢を見事に実現した。心から拍手を送りたい。

ニジマスとラジオiNEWSの付き合いは長い。2018年以来、かれこれ4年になる。デビューから6年のニジマスと、まもなく5周年を迎えるiNEWS。歩調を合わせるように、歴史を刻んできた。ニジマスにとって最初で最後の武道館ライブ、舞台を見ながら、ニジマスメンバーたちがラジオiNEWSに来てくれた日々が走馬灯のように脳裏をよぎった。

リーダーの江嶋綾恵梨さんは、いつもニュース読みが完璧だった。罰ゲームで吉井美優さんに油性マジックで腕に落書きをされたのは楽しい思い出だ。@JAMのR2Kで登場した来栖りんさんの可愛さに驚愕し、「私の職業はアイドルではない。私の職業はニジマス」という森みはるさんの名言は忘れない。中村果蓮さんの滋賀弁のご挨拶には、いつも癒された。そんな数々の名場面を次々と思い出した。2019年のメジャーデビューを共に喜び、大門果琳さんの卒業も見送った。思えば実に多くの場面を、ラジオiNEWSとニジマスは共有してきた。

アイドルにとっての聖地、武道館。念願の舞台、夢のステージに立ったニジマスの5人は輝いていた。どうしても立ちたかった場所。一時はあきらめかけた場所。でも最後の最後に夢が実現した。思いが結実した。1万人のファンと一体になって噛みしめる喜び。そんな夢のような時間だった。 ニジマスのライブにお邪魔するのは、昨年夏のニジマスアドベンチャー以来、2回目になる。驚いたのは素人目ながら、明らかに歌が上手くなっていること。驚くほど上手くなっている。アイドル業界でも3本の指に入る江嶋さんの歌唱力はもちろん認識しているが、この日は吉井さんのあまりの上手さに驚愕したし、可愛い声なのにとにかく上手い来栖さんの歌も素晴らしかった。中村さんの透明感のある声には癒されるし、森さんの安定感のある歌いっぷりは貫禄さえ感じさせた。 ライブのMCで江嶋さんの思わずこぼれ出たひと言、「やめたくないね」。筆者の涙腺が崩壊した瞬間だった。5人共通の思いだろうし、全国のニジマスファン共通の思いだろう。3階席までびっちり埋め尽くされたブルーのサイリウム。揺れ動く青い光の海をみて、なんで解散なんだと思わずにいられなかった。

これほどたくさんのファンがいるのに、なんで終わってしまうのか。残念でならない。 最後の瞬間までラジオiNEWSはニジマスを応援する。共に成長してきた戦友のようなアイドルグループ、それがニジマスだ。近々、ニジマスとしては最後のご出演も実現するだろう。番組スタッフ一同、素敵な5人にお会いできるのを、心から楽しみにしている。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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