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栗林さみ,江嶋綾恵梨,来栖りん,森みはる,鈴木亮

ラジオiNEWS、10月後半のゲストは先週に続いて26時のマスカレイドだ。今日は2週連続となるリーダーの江嶋綾恵梨さんのほか、来栖りんさん、森みはるさんが来てくれた。森さんは8月にも来てくれたが、来栖さんは2020年の6月以来、久々の再会を一同、喜んだ。

今月デビュー5周年となるニジマス、それを記念してオフィシャルブック「ニジログ」が26日、発売された。この日の週替わりコーナーでは、ニジログにまつわる様々なお話を3人に伺い、5年間のニジマスの歩みを振り返っていただいた。

ニジログ、筆者も拝読した。発売日の26日、自宅近くの書店に行くと、すでに最後の1冊だった。売れ行き好調のようである。それもそのはず、実によくできている。写真集としても満足度が高いうえ、5人のインタビュー記事が秀逸だ。聞き手とメンバーの信頼関係の深さ、絆の強さが垣間見える、行間から本音がにじみ出てくるような素晴らしいインタビューだ。

江嶋さんがなぜリーダーとしてここまでメンバーから信頼されるのか、記事を読んで納得した。来栖さんが抱えてきたセンターとしての苦悩とそれを乗り越えて勝ち得た自信は、読む者を勇気づける。「私の職業はアイドルではない。私の職業はニジマス」と言い切る森さん、これはもうアイドル史上に残る名言だ。

アイドルになるために生まれてきたのではと思うほどの輝きを持つ吉井美優さんが、実は自信がなく、ニジマスを通じて少しずつ自分が好きになっていったというエピソードは、掛け値なしに感動する。そんな4人の積み重ねてきた歴史の重さを知っているからこそ、「半端な気持ちでは絶対に務まらない」と腹を決めた中村果蓮さん。おっとりした外見からは想像もつかない、強い意志の持ち主であることが、ニジログを読むとよくわかる。

ライブを拝見し、これほどアイドルらしいアイドルグループはないと思うほど、かわいらしい5人が、アイドルという仕事にかくも真摯に向き合い、ひたむきに生きている。そんな姿に心を打たれた。

5年という歳月は長いようであり、短くもある。全力で駆け抜けてきたメンバーたちにとって、あっという間だったかもしれないが、長い時間をかけて熟成してきたからこそ、今のニジマスがある。ラジオiNEWSはこれからもニジマスを応援する。5年目に入ったラジオiNEWS、6年目に入った26時のマスカレイド、少しでも長く歴史を刻み続けるように、一緒に歩いていけたら嬉しい。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)


鈴木亮

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