10月前半のゲストはナナランドで、この日はメンバー最年少の竹内月音さんが来てくれた。竹内さん、なんと現役の高校3年生。世代間のギャップが懸念され、先週ゲストできてくれたナナランドの峰島こまきさん、雪村花鈴さんから「おバカキャラ」と聞いていた。大丈夫かなと思っていたのだが、実際にお会いした竹内さんは、受け答えも実に適格で、聡明なお嬢さんだった。前日までの心配は、まったくの杞憂に終わった。
この日の週替わりコーナーは、竹内さんから、今どきの高校生の間で流行っているものや、独特な言い回しなどをクイズ形式で教えてもらった。栗林さみさんは、結構ご存じだったが、筆者は大半が初めて耳にする世界で、妙に新鮮だった。
言葉は時代とともにうつろう。それは古事記や万葉集の時代から変わらない。時代の文化や風習を映し、新しい言葉が生まれ、変遷していく。記者という仕事をしていると時に、言葉の持つ不思議な魅力を感じる。
ナナランドの新曲、「開花宣言！」は、メロディーはもちろん、歌詞が素晴らしい。コロナ禍からの脱却を目指し、歩き始めた今の日本に送るエールのような言葉が散りばめられている。アイドルの歌に力をもらい、立ち上がる。この2年あまり、そんな時間を過ごした人も多かったのではないか。改めてアイドルの持つ力を実感するこのごろだ。
