6月のマンスリーゲストはＡＫＢ４８だ。先陣を切って登場してくれたのが、ＡＫＢの知性と呼ばれるお２人、田北香世子さんと大竹ひとみさんだ。田北さんは神戸大学で講義をした経験があり、大竹さんはパーソナルカラリストの資格保有者と、知的水準はかなり高めだ。
ゲストにとって難関ともいえるプレッシャーニュース読みも、知性派2人にかかれば、あっけないものだ。初登場の2人がそろって成功というのは、おそらく初めてのことだろう。知性派のうえに、緊張しない性分だという2人、こちらもいつも以上にリラックスした雰囲気の中でのオンエアになった。
ＡＫＢ４８と言えば、日本の芸能史、中でもアイドルの歴史を大きく変えた特筆すべき存在だ。昭和の時代、アイドルは雲の上の存在だった。コンサートは年に1回あるかないか、とてつもなく大きな会場でやるから、足を運んだところで、ほんの小さくしか見えない。それ以外に実物を目にすることは難しく、ブラウン管の向こう側、スクリーンの中でしか会えない。それが昭和のアイドルだった。
そんなアイドル像を根底から覆したのがＡＫＢだ。ライブを毎週のように開き、終了後に会話をしてくれ、握手もできて、一緒に写真まで撮ってもらえる。アイドルがぐっと身近な存在になり、まったく新しいエンタテイメントが誕生した。
ＡＫＢが確立したアイドル像は、ビジネスとしても魅力的で、新しいマーケットを開拓しただけでなく、日本の文化としても定着し、海外の若者まで魅了するようになった。今やクールジャパンの代表的コンテンツはアイドルとアニメと言われるほどだ。
そんなＡＫＢが新たな挑戦を始める。それが６月１０日から始まる「ＡＫＢ４８ THE AUDISHOW」だ。演劇とライブが融合した新しいエンタテイメントだという。田北さんと大竹さんが一生懸命説明してくれたが、こちらの理解力不足で、正直よくわからないところもあった。でも面白そうだというのは、よくわかった。見てみたいと思った。思うだけでなく、ラジオiNEWSは動きます。ぜひとも公演を拝見し、いかに素晴らしかったかを番組でお伝えしようと思う。
