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齋藤樹愛羅,鈴木亮,栗林さみ

日本経済新聞本社ビルのすぐ裏手に、プレハブの建物が次々と建っている。わずか2、3日で10棟ほど。まもなく始まるコロナワクチンの大規模接種会場だ。主要国の中で最も遅いと言われるワクチン接種が、ようやく動きだす。
延長が決まった3度目の緊急事態宣言は、解除どころか適用地域が広がり、大阪府など早くも月末での解除は難しいとの声が出ている。そんな中、ラジオiNEWSにゲストで来てくれたのが、=LOVEの斎藤樹愛羅さんだ。

メンバー最年少、おっとりした癒し系で、この日のスタジオは終始、和やかな空気が流れていた。イコラブは今、アルバム発売記念の全国ツアー真っ最中だ。コロナ禍とあって、定員の半分ほどしか入れないそうだが、こういうご時世だからこそ、大いに日本を元気にしてほしい。アイドルはファンに元気や勇気を与えてくれる。10代や20代前半の少女たちが、重苦しい空気を払拭すべく、思いっ切り歌い、踊る。実に大きな役割を果たしている。いつもながら、アイドルはすごいなと思う。

番組初登場の斎藤さん、話し方も仕草も癒し系そのものだが、ニュース読みになると一転、大人の表情を見せてくれた。FRB、FOMCなど聞いたこともない言葉がぎっしり詰まった難しい経済ニュース、さぞ面食らったことと思うが、臆することなく、声も読み方もしっかりしていた。少女から大人へと、瞬時の変貌を見せてくれた。

この日も斎藤さんへ向けた「頑張れ」、「泣いた」などのファンの励ましのツイートは途切れることなく、3週続けて、ラジオiNEWSがツイッターのトレンドワード入り、しかもこれまで最高のベスト10入りしたという。こんなにもファンに愛されるアイドルグループは見たことがない。イコラブファンは熱く、そしてよく泣く。ツアーファイナルとなる7月7日の横浜アリーナ、いったいどれほどの盛り上がりを見せるのか。きっとそのころには、緊急事態宣言も解除され、夏のキラキラした明るい陽射しが、イコラブファンの頭上にも注がれていることだろう。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)


鈴木亮,栗林さみ

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