5月のマンスリーゲストである＝LOVE、２回目となった１３日は音嶋莉沙さんがきてくれた。この日のニュース解説のテーマ、地球温暖化は音嶋さんが関心ありと、自ら提案してくれたものだ。
5月だというのに夏日が続いたり、南九州で早くも梅雨入りしたり、いわゆる異常気象が気になっているとのこと。そして地球温暖化対策として、自分でも部屋の冷暖房の温度調節をこまめにし、省エネをしていることを話してくれた。
経済ニュースは難しいというイメージがある。環境問題はまだなじみがあるかもしれないが、気候変動サミットなどと聞くと、とたんに小難しい印象になってしまう。縁遠い経済ニュースをいかにして身近なものと感じてもらえるか。ラジオiNEWSという番組の存在価値はまさに、ここにある。自分の好きなアイドルが気になっているテーマなら、ファンもきっと関心を持つ。
アイドルが好きな映画なら自分も見てみたい、好きな食べ物なら自分も食べてみたい。そして関心のあるニュースなら、自分も知りたい。それがこれまで縁遠かった経済ニュースでも、アイドルと一緒なら学べるだろう。
経済は実は私たちの身近にある。アイドルのCDを買うのも、ライブに行くのも、みんな経済活動であり、日本の国内総生産GDP に貢献している。資産運用や節税、公的支援など、お金に関する情報や知識は、知らないと損をすることも多い。ちょっとしたことをきっかけに、若い世代も経済に関心を持ってくれたらと思う。
この日の番組で音嶋さんは、自分の身近な出来事や生活に引き付けて、経済を語ってくれた。これをきっかけに環境問題に関心を持ったファンもいたと思う。経済ジャーナリストが声高に叫ぶより、評論家や大学教授がしたり顔で語るより、アイドルが自分の言葉で伝える方が、ずっと訴求力がある。
先週、ゲストできてくれた髙松瞳さんが「音嶋さんは頭がいいので大丈夫」と語っていた。それは本当だった。MCの栗林さみさんが、二度にわたって、台本にない無茶ぶりをした。「全部、内緒。をかわいく言ってみて」、「お姉さんじゃダメですか？ って言ってみて」と。いずれも唐突なりクエストだったが、音嶋さんは躊躇なく、臆することなく、番組の流れを読んで、こちらの期待通りのリアクションをしてくれた。あの瞬発力と状況把握力は素晴らしいと思った。きっとライブなどでも、当意即妙に対応し、ファンの心をつかんでいるのだろう。
イコラブはデビューから3年で武道館に立ち、初のアルバムが発売初日にランク1位になった。この日もファンの応援の声は怒涛のツイートラッシュとなり、なんと2週続けて、ラジオiNEWSがツイッターのトレンドワード入りした。メンバーをみていれば、人気の理由がわかる。これまで番組でお会いしたメンバーたちは、皆さんそろって魅力的だ。イコラブにはまだお会いしていないメンバーもいる。来週も楽しみである。
