亮的閑話 第133回 2023年、イコラブふんまるたんコンビには良い１年だった！
ラジオiNEWSに＝ＬＯＶＥのふんまるたんコンビ、大場花菜さんと斎藤樹愛羅さんがまた来てくれた。８月３１日以来のご登場、前回は髪の色がそれぞれ金色とピンク色だったお二人、今日は斎藤さんが金色、大場さんが茶色に変わったが、いずれにしても鮮やかで、スタジオはクリスマスらしい、明るい雰囲気に包まれた。
斎藤さんは１１月２９日リリースの１５thシングル「ラストノートしか知らない」で初の表題曲センターとなり、オリコン週間ランキングで１位となるなど大活躍中だ。大場さんも「ラブロケ」で単独センターを務め、朗読劇に参加するなど活動の幅を広げた１年で、２０２３年はお二人にとって、新たな飛躍の年になった。
週替わりコーナーでは、１０月のさいたまスーパーアリーナ（ＳＳＡ）での６周年ライブや「ラストノートしか知らない」へのお二人の思いをこってり聞いた。斎藤さんはＳＳＡでのライブが夢だった。埼玉県出身の大場さんにとっても、ＳＳＡは特別な存在だったから、ライブ当日は、過去一くらい緊張したそうだ。
「ラストノートしか知らない」について聞いた、お二人の好きなところも興味深かった。「ラスサビでの感情移入」（斎藤さん）、「メッセージ右に傾くという歌詞」（大場さん）と、当事者目線ならではの機微と言うべき、深層心理を垣間見た思いだった。女性ファンが多いイコラブだけに、恋愛という舞台での揺れる女性心理を描けば、そこは独壇場になる。
この日のオンエアでも、丁寧に自分の言葉でゆっくり話す斎藤さんを、「うんうん」と優しく相づちを入れて見守る大場さんが印象的で、とてもいいコンビだなと、ほのぼのした気分になった。
飛躍の２３年に続き、２４年もイコラブの快進撃は続く。２月から４月にかけて、関西、名古屋、東京のアリーナツアーが始まる。この勢いで行けば、２５年は東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の５大ドームツアーかもしれない。いずれはレコード大賞や紅白歌合戦なども視野に入ってくるだろう。今、一番注目すべきアイドルグループであることは間違いない。
番組の最後に告知したが、ラジオiNEWSは来週の特番を最後に終了する。６年３カ月の長きに渡り、多くのアイドルにご出演いただいた。イコラブとは稼働した時期が重なることもあり、番組としてもひときわ親近感があった。通常放送では最終回となる今日、イコラブのお二人をお迎えできて本当に良かった。
（日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)
