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ラジオiNEWS

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ちょうど6年前の今日、ラジオiNEWSは始まった。アイドルに経済ニュースを解説と言われても、その情景をまったく想像できなかった。なにせ、これまでの人生でアイドルとの接点は皆無、何の情報も知識もなかった。手探りで始まったそんな番組が6年間も続くとは、感慨無量だ。299回の放送を重ね、この間にお招きしたアイドルは延べで700人から800人くらいだろうか、いずれにしても多くの出会いと別れがあった。

この日は番組の随所で、これまで出演してくれたアイドルの皆さんが、お祝いのコメントを寄せてくださった。どなたが登場するのか、事前にまったく知らされておらず、懐かしい声、嬉しい声の数々に、本番中にもかかわらず目頭が熱くなった。×純文学少女歌劇団の高橋みのりさん、高嶺のなでしこの籾山ひめりさん、wqwqの皆さん、ukkaの皆さん、Jams Collectionの大場結女さん、篠原望さん、本当にありがとう。皆さんが彩ってくれたラジオiNEWSの過ぎ去りし日々を、懐かしく思い出した。

そして節目となったこの日のゲストで来てくれたのが、超ときめき♡宣伝部の辻野かなみさんと坂井仁香さんだ。とき宣のご出演は昨年9月以来、1年会わなかっただけなのに、お2人ともすっかり大人びて、綺麗になっていたのに驚いた。とき宣は9月27日に新しいシングル「かわいいメモリアル」をリリースしたばかりだ。

週替わりコーナーでは、6年間で初の試みとなる企画をやった。「かわいいメモリアル」に収録された4曲、すべての見どころ、聴きどころを2人にじっくり解説してもらった。なかなかいい企画だったと思う。これまでは表題曲のみにスポットライトが当たっていたが、実はカップリング曲にも、メンバーの思い入れが強いものが多く、「きみと青春」は辻野さん、坂井さんともお気に入りの1曲だという。実際に拝聴したら、確かにいい曲だった。

ニュース読みコーナーでは、坂井さんは抜群の安定感で余裕のクリアー、辻野さんはリベンジを誓った。この日、筆者が感心した場面があった。番組終了直前、チェキプレゼントを告知する辻野さんのパートだった。台本の出来が悪く、「応募方法は、番組公式Twitterの今週にプレゼントという...」となっていた。辻野さんは咄嗟の判断でTwitterをXと読み替えた。なんという機転、さすがとき宣のリーダーだ。一度お邪魔したライブでも、辻野さんの目配りの効いたMCぶりに感心したのを思い出した。

6周年、長いようだが、あっという間でもあった。番組をきっかけに好きになり、何度もライブに足を運んだのに解散してしまったグループもあった。新しいアイドルグループに所属したり、女優に転身したり、道はいろいろだが、「またこの番組に出たい」と声を揃えてくださるのが何より嬉しい。この番組の出演を重ねるうち、どんどん大きくなっていったグループもあるし、グループは存続するが、卒業したメンバーもいる。そんな皆さんが、いつでも帰ってこられ、羽を休めるような場所、ラジオiNEWSは、これからもそんな存在でありたい。どこまで続けられるかわからないが、相棒の栗林さん、もう少し頑張りますか。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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