亮的閑話 第111回 wqwqブレークのカギを握る「くらひめ」コンビ見参！
ラジオiNEWS、６月後半のゲストはwqwqの皆さん、まず来てくれたのが倉田つきみさんと寺尾日女香さんだ。明るく、元気良く、可愛い２人だ。スタジオの雰囲気も、一気に華やいだ。オンエア冒頭、衝撃の事実が明らかになった。来週ご出演の山口恋生さんが、これまでずっと、ハッシュタグを間違えてツイートしていたことが判明した。山口さんのツイートだけが出てこないので、おかしいと思っていたのだが、まさかラジオiNWSだったとは。いくらつぶやいても、番組に届かないわけだ。
そんなwqwq、２週にわたり、その魅力に迫る。今回は週替わりコーナーで、wqwqがもっと売れるための方策を、リスナーも交えて考えた。題して「wqwqブレイク作戦会議」。いい意見がたくさん寄せられた。ショッピングモールなどでの無料ライブは新規のファン獲得につながるし、倉田さん提案の毎月ライブも、是非実現してほしい。その際はライブの構成をメンバー自ら考えると、意欲を見せているだけに、実現してほしいアイデアだ。寺尾さんの毎月新曲を出すというプランも、それに近いことをやっているグループもあり、決して不可能ではないはずだ。
一度でもライブをご覧になった方はわかると思うが、wqwqのステージは質が高い。歌が上手いし、雰囲気が楽しいので、自然と盛り上がる。もっと売れていい。それだけの潜在的な力があるので、少しでも多くの人の目に触れてほしいと思う。
倉田さんは関西人らしい明るさが身上だが、繊細さも併せ持ち、そのギャップが魅力だ。番組中も感じたが、こちらの投げかけに対する反応が素早く、的確で、頭の回転が早い。本番に強いタイプとお見受けした。生放送の仕事が増えても、余裕でこなせるだろう。
寺尾さんはアイドルらしいオーラがある。話し方も可愛い。それでいて明瞭で聞き取りやすい声なので、ラジオの仕事にも適性ありだ。ニュースの難しいテーマでも、自分の身近な世界に引き戻して理解する力がある。
アイドルらしさとユーモラスな要素、歌、ダンスとコントの組み合わせ。wqwqには他のアイドルグループにはない、独自の世界観や武器がある。筆者が応援したいと思ったのは、以前好きだったさんみゅ～の系譜を受け継ぐグループという理由もあるが、ライブを何度も拝見し、このグループは魅力がある、絶対伸びると確信したからだ。先物買い的な応援なのかもしれない。
デビュー１年で100人集めてライブを開いたwqwq。２周年となる今年は500人が目標だ。３年目に1000人動員する力が付けば、あとはもう武道館まで一直線だ。来週は松藤瑛瑠さんと山口さんが登場する。倉田さんいわく、突っ込み不在となるらしいが、そこはファンの皆さんが盛り上げてくだされば、大丈夫だろう。
（日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)
