亮的閑話 第102回 新年度、まずは「たかねこ」とお送りします！
4月、東京地方の桜は散り始めたが、街には真新しいスーツ姿の若者があふれ、新しいスタートの季節到来だ。ラジオiNEWSも元気いっぱいに新年度を始めたい。その最初のゲストに来てくれるのが、「高嶺のなでしこ」の皆さんだ。昨年8月のデビュー以来、ずっと注目し、応援してきたグループなので、こうしてメンバーの皆さんをスタジオにお迎えできて、実に嬉しい。
高嶺のなでしこ、略してたかねこ、勢いがすごい。昨年夏、「アンチファン」で鮮烈のデビュー以来、次々と話題曲を発表、「可愛くてごめん」はTikTokで絶賛大バズリ中だ。４月4日には一気に2曲、「革命の女王」と「僕は君になれない」の配信開始と、とどまるところを知らない。そして4月２３日の仙台を皮切りに、全国6都市ツアーライブに乗り出す。
筆者は単独のステージを含めて、おそらく5回ほど、たかねこのライブを見ている。清楚なのに迫力がある。ダンスの切れ味が良く、フォーメーションが美しい。昨年12月、単独のステージを拝見し、「このグループはきっと大きくなる」と確信した。
この日スタジオにきてくれたのは、キャプテンの籾山ひめりさん、葉月紗蘭さん、東山恵里沙さんの3人だ。籾山さんはラストアイドル時代に何度もご出演いただいているが、葉月さん、東山さんはラジオ生放送が初めて。最初のうちは緊張しておられたが、キャプテンの適格なサポートもあって、すぐに打ち解け、最後は「楽しかった！」と満面の笑みを浮かべてくれた。
週替わりコーナーで、たかねこについて、あれこれお話を伺った。籾山さんはキャプテンとして、年下メンバーから絶大な信頼を得ている。ラスアイ時代は最年少だった籾山さんが、今やたかねこの大黒柱、実に頼もしい存在になっている。豊富なアイドル経験をメンバーと共有し、それをチームの財産として、共に成長している。素晴らしいことだ。
葉月さん、東山さんはなんと現役高校生。話しぶりも初々しく、ピュアな印象、これぞたかねこ、清楚派アイドルという感じだ。それでいて、受け答えははきはきと適格だし、ニュース読みも、東山さんは完璧だった。さすが激戦のオーディションを勝ち抜いて選ばれたたかねこメンバーだけのことはある。
籾山さん、松本ももなさん、橋本桃呼さん以外の7人のメンバーは、お会いするのは初めてだ。本日、葉月さん、東山さんと1時間ご一緒して、距離が縮まり、人となりもわかった。次回、ライブ会場でお2人を拝見して、この日のスタジオでの印象とステージ上で輝く姿とのギャップに、またもや萌えることになるのだろう。来週以降もどんな素敵なメンバーとお会いできるのか、楽しみだ。
（日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)
