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ザ・マネー~西山孝四郎のマーケットスクエア

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皆さま、こんにちは。
「ザ・マネー~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」アシスタントの大里希世です。
今週も番組をお聴きくださり、ありがとうございます。

それにしても本当に強い数字でしたね、先週の雇用統計。発表を受けてドルは全面高の展開、今週に入りドル円は一時120円のミドルまで買われるところがありました。その後、木曜日夕方に一部通信社が「日銀による一段の追加緩和は日本経済にとって逆効果との見方が日銀内で浮上している」と報じたことで円が買い戻され、一週間でのうちで3円ほど上下する動きとなりました。

「物価の安定」と「雇用の最大化」を政策目標としているFRBにとっては雇用情勢が改善していることが確認された今や、利上げ先送りを正当化することができない状況になりつつあります。プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁は「利上げ先送りの正当化を困難にする」、また ブラード・セントルイス連銀総裁も「6月か7月の利上げ予想は妥当。」と語るなど、マーケットに利上げを織り込ませようとしています。

その一方、「長期停滞論」を唱えているローレンス・サマーズが英フィナンシャル・タイムズ紙に「インフレの兆候がハッキリするまで米利上げは急がず」という論文を寄稿しました。実質賃金が上昇していないことや日本のようにデフレに陥るリスクがより心配である等、4つの理由をあげつつ利上げを急ぐべきではないと論じています。

金融緩和にすっかり慣れきってしまったマーケット、米国の利上げという政策変更によって流れが大きく変わってしまう可能性があります。今後本当に利上げが実行され、またされるとしたらどのタイミングで行われるのでしょうか。西山さんと津田さんが詳しく解説してくれています。ぜひコチラからどうぞ。

それでは、皆さま、どうぞよい週末を!
来週もぜひ「ザ・マネー〜西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」を聴いてくださいね。