さて、4日（木）に開催されたECBの定例政策委員会で予想外の利下げが決まりました。ディスインフレ状態にある欧州では、以前より、追加緩和が想定されていましたが、このタイミングでの決定に驚いたという方も多かったのではないでしょうか。

秋に向けて米国が出口を探る一方、欧州は追加緩和を断行しました。結果、「上手く乗り換えが進んだと言えるのではないか。」と比嘉さん。米国の金融引き締めは中国をはじめ、新興諸国の経済にも多大な影響を及ぼします。欧州が追加緩和を行えば、世界全体でお金がジャブジャブの状況はまだしばらく維持されることになります。

ご承知の通り、ECBのドラギ総裁はフィッシャーFRB副議長の教え子です。おそらく先月のジャクソンホールでの会合も含め、2人の間ではそんなシナリオが既に出来上がっていたのでしょう。世界のセントラルバンカーの中のセントラルバンカーはフィッシャーFRB副議長なのでしょう。今晩は雇用統計の発表を控えています。どんな数字が出てくるのでしょうか。恒例の月イチUst配信コチラからどうぞ。

今週はドル高の一週間となりました。皆さま、このトレンドにバッチリのることが出来ましたか？？？
ワタクシはというと・・・痛恨の極み！！！なんと今週はこのトレンド相場にも関わらず、あまりに大きく相場が動いたため、どこでエントリーをすればよいのか見当がつかず、結局、このトレンド相場を享受せずに終わってしまいました。ワタクシのように今回の相場にどう乗ってよいか分からなかったという方、ぜひUstをご覧ください。

それでは、皆さま、どうぞよい週末を！
そして来週もぜひ「ザ・マネー〜西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」を聴いてくださいね