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ザ・マネー~西山孝四郎のマーケットスクエア

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皆さま、こんにちは。
「ザ・マネー~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」アシスタントの大里希世です。
今週も番組をお聴きくださり、ありがとうございます。

安倍総理大臣が再増税の先送りを決め、解散総選挙に踏み切る見通しが報じられています。来週月曜日に発表される7〜9月期GDPの結果を見てからの決断になりますが、悪い数字が出てくることが予想されているため、このような報道が先行しています。今後、本当に解散総選挙ということになれば、「国民に信を問う」「国民の声を聞く」という建前が聞かれるようになると思いますが、ちょっと言わせて下さい。

「これって単なる責任逃れにすぎないかんね!」

 
日本にとって本当に必要な政策であると政治家が判断するならば、国民に受けるかどうかは関係なく、実行もしくは先延ばしすればよいと思うのです。そうした難しい判断を行うのが本来政治家のお仕事です。総選挙には700〜800億円ほどのお金がかかるそうですが、そんなお金があるのなら、東日本大震災の復興を始め使うべきところはいくらでもあるはずです。
 
とはいえ、正論だけでは生き残れないのが魑魅魍魎の政治の世界なのでしょう。また敵にまわすと怖い官僚組織に対する防波堤として「民意だから(だって国民がそう言ってるんだもん!)」という言い訳も必要なのかもしれません。


マーケットは株買い、円売りで反応、ドル円は116円のミドルまで上昇しました。今週の西山さんのコーナー「FXマーケットスクウェア」は、『アベノミクスの終わりをイメージする』というタイトルでお送りしました。安部総理がNY証券取引所のスピーチで「Buy my Abenomics」と自信満々に語っていたのは1年余り前のこと。その後、海外メディアから一本の矢(金融緩和による円安)と揶揄される等、今やアベノミクスに対しては懐疑的な見方が多くなっています。さらにここに来て、この一本の矢が的を見失い速度をはやめて誰もが想定していなかった方向に向かって暴走しているように思えてなりません。いまの相場は人為的に作られたものですから、賞味期限と副作用があることを理解しておく必要がありそうです。詳しくはオンデマンドを聴いて下さいね。冷蔵庫の中に入っている食品のように「賞味期限がちょっと過ぎているけど大丈夫」はマーケットではしないほうがよいかもしれません。

それでは、皆さま、どうぞよい週末を!
来週もぜひ「ザ・マネー〜西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」を聴いてくださいね。