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町田徹のふかぼり!

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2021年12月10日放送分。16時からの経済ニュースカウントダウン

 今週、経済ジャーナリスト 町田徹が選んだニュースはこちらでした。

 

〈第10位〉昨日、格付け会社のフィッチ・レーティングスが、「中国恒大が一部デフォルト」と認定し格下げを断行。

〈第9位〉月曜日、楽天グループの「独占禁止法違反」の疑いが明らかに。

〈第8位〉 月曜日、皇位継承に関する政府の有識者会議が、報告書の骨子案を了承。

〈第7位〉アフリカ諸国に1,000万回分のワクチンを提供。火曜日、岸田総理が「栄養サミット」で表明。

〈第6位〉アメリカ・バイデン大統領が主宰する初めての「民主主義サミット」が昨日開幕。

〈第5位〉火曜日、ウクライナ情勢を巡り、アメリカとロシアの首脳がオンライン会談で応酬。

〈第4位〉アメリカ、オーストラリア、イギリス、カナダが相次いで、北京冬季オリンピックの外交ボイコットを表明。日本の対応が焦点に。

〈第3位〉オミクロン株の感染確認地域が53の国と地域に拡大。

〈第2位〉今日、自民党と公明党の税制調査会が税制改正大綱を正式決定。

〈第1位〉3回目のワクチン接種 国内在庫では賄えず。

17時35分からの町田徹の経済ニュースふかぼりのテーマと内容はこちらです。

「3回目接種だけじゃない。所信表明演説で浮き彫りになった岸田総理の問題点」

11月の総選挙を経て、第2次政権の発足に漕ぎ着けた岸田総理が月曜日、衆参両院の本会議で所信表明演説を行いました。

演説は冒頭から、「私は、新型コロナを克服し、新しい時代を切り拓くという極めて難しい課題に、国民の皆さんと共に挑んでいきます。」「みんなで協力し、この国難を乗り越え、その先に、新しい時代を創り上げていこうではありませんか。」という呼びかけから始まるもので、口下手だった菅前総理とは対照的に、優しい言葉を連ねました。

温厚そうな人柄が滲み出ており、良い演説だったと感じた人も多いかもしれません。

でも、決して鵜呑みにしてはいけないと思います。今回の34分余りの演説で、岸田総理が何をどうするのか明確に語ったのは、『コロナ対策の病床確保』と『無料の検査の拡大』、『賃上げを後押しする企業優遇税制の強化』、『給付金』などのいわゆるバラマキ策ぐらいだったからです。マスコミが競って取りあげた3回目のワクチン接種の前倒しも、演説の演出としては上手だと思いますが、具体的な中身は何もありませんでした。

 加えて、新時代を開拓するための経済政策も、そして安全保障も肝心なことは先送りのオンパレードだったんです。

 もっと言えば、来年7月上旬に行われる可能性が強まっている参議院議員選挙へ向けて、国民や有権者にとって耳触りの良い、無難な人気取り策だけを前面に打ち出しておく所信表明演説だったと思うのです。

逆に言えば、日本が直面する不都合な真実を伏せた演説で、国民にネガティブな印象を持たせないものだったわけです。そこで、今日は、この所信表明演説を、

町田徹の視点で丸裸にしてみたいと思います。

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