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DeepSeekの衝撃 中国発AIの実力は?

日本経済新聞編集委員で前の中国総局長の高橋哲史氏が、中国の政治経済を音声で読み解く番組「NIKKEIで深読み 中国経済の真相」。今回は名古屋外国語大学教授の真家陽一さんにお話を伺いました。

※2025年1月29日収録。

この記事は株式会社PKUTECHのAI音声認識ソリューション「Egeria-Voice」の
音声文字起こし・要約機能を活用しています。

Topics from China


DeepSeekの衝撃 中国AIが変えたゲームのルール

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高橋氏:
DeepSeekの新モデルR1が発表され、AI業界のルールが一変しました。

これまでAI開発には巨額の投資が必要とされてきましたが、DeepSeekはわずか9億円で開発を行い、これまでの競争のルールを変える可能性があります。

DeepSeekの創業者、梁文宝氏は石膏大学出身で、開発チームは20代中心の140人で構成されています。

DeepSeekの技術がオープンAIの技術を盗んだのではないかという疑惑もあり、米中対立の火種になる可能性があります。

真家氏:
中国のAI発展はここ10年のことです。

2015年の中国製造2025にはAIの言及はありませんでしたが、2016年の第13次5カ年計画でAI技術に重点的に取り組む方針が示されました。

中国は14億人の人口と緩いプライバシー法規制により、ビッグデータを活用する上で有利な立場にあります。

また、トップダウンの産業政策がAI発展を後押ししています。

DeepSeekのような企業がブレークスルーを起こす可能性は十分にあります。

中国土地収入、2024年は16%減 住宅不況で3年連続減少

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高橋氏:
中国の地方政府は土地使用権の売却を大きな収入源としてきましたが、不動産不況の影響で収入が減少し、地方財政は深刻な状況にあります。

地方公務員への給料支払いが届かず、罰金収入を増やすために交通違反の取り締まりを強化するなど、異常な状況です。

中央政府は地方政府に財源を回す方針を示しましたが、具体策はまだ出ていません。

真家氏:
地方政府の土地使用権収入は重要な財源であり、2021年には約183兆円に達しましたが、その後不動産市場の低迷で減少しています。

少子高齢化が進む中、地方政府の財政はさらに厳しくなるでしょう。

地方政府の発展モデルを変える必要があり、中央政府も評価指標を見直すべきです。

アメリカ国務長官「アメリカ第一」の米中関係追求
中国外相と電話

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高橋氏:
アメリカの国務長官に就任したマルコ・ルビオ氏は対中強硬派であり、中国共産党を最も強力で危険な敵と呼んでいます。

ルビオ氏は中国の王毅外相と電話で協議し、米中関係の重要性と台湾独立を支持しないことを強調しました。

トランプ政権は中国との関係に気を使っており、習近平国家主席と電話で協議し、法中を検討しています。

トランプ氏の狙いは習氏の手を借りてプーチン氏にウクライナ戦争の停戦を迫ることだと考えられます。

真家氏:
トランプ氏と習氏の関係はキャラクター的にケミストリーが合うように見えますが、国際政治の舞台では国益が最優先です。

二人は相当タフなネゴシエーターであり、大国としての一心をかけた駆け引きが展開されるでしょう。

本編 - DeepSeekの衝撃 中国発AIの実力は?


トランプ氏、米中経済協定の検証開始へ 関税で揺さぶり

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高橋氏:
アメリカと中国は2020年に経済貿易協定を結びましたが、新型コロナウイルスの影響でうやむやになっています。

トランプ氏は協定内容が守られているかを検証するよう指示しました。

アメリカと中国の貿易関係は重要であり、中国の貿易黒字の最大の相手はアメリカです。

トランプ氏は中国製品への関税を60%にすると公言しており、経済合理性から見れば現実的ではないものの、政治的な動きとしては注視する必要があります。

真家氏:

中国の貿易相手としてアメリカは重要であり、貿易黒字の最大の相手です。

トランプ氏が経済貿易協定の検証を指示した背景には、自分が締結した協定がうやむやになっていることへの不満があると考えられます。

アメリカの対中規制が厳しくなることで、中国のイノベーションが阻害される可能性もありますが、中国は自力で技術開発を進める力を持っています。

番組の感想はXで をつけてポスト!次回は2025年2月6日の配信です。お楽しみに!

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