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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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9月4日の「アサザイ 今日の1社」は、FUJI6134・東証プライム、名証プレミア)を放送しました。

今回は、代表取締役社長 の 五十棲 丈二 様にお越しいただき、事業内容や強み等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記

FUJI(6134)(東証プライム市場 名証プレミア市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長 の 五十棲 丈二 (いそずみ じょうじ)様

 

「世界のスマートフォンの2台に1台」

 

 1959年に富士機械製造株式会社という旧社名で、工作機械メーカーとして創業した同社は、1978年、草分け的存在として電子部品実装ロボットの分野に参入し、2003年にリリースした「NXT」シリーズは出荷累計約12万台を誇るベストセラーとなっている。

 海外戦略も早くから行い、現在はその電子部品実装ロボットを世界60か国以上で販売しているが、電子部品実装ロボット、工作機械、半導体製造装置といった主要製品に加え、現在では介護・物流など新たな分野にも事業を拡大している。

 

 事業は大きく分けて、ロボットソリューション事業とマシンツール事業に区分されるが、前者は電子部品実装ロボット、半導体製造装置等で構成され、全社売上の約9割を占める主力事業となっており、その9割以上を海外売上が占めている。

 また、もう一つの事業であるマシンツール事業は、自動車など大量生産向けの工作機械が主力な製品となっているが、こちらも前年度ベースで約65%が海外での売上となっている。

 

 ロボットソリューション事業をさらに深掘りすると、電子部品実装ロボットは、電子基板製造において電子部品を高速高精度に装着する実装ロボットであり、現在、スマートフォンなどの通信端末に加え、自動車の電子化が進んでいることやAIの発展によるサーバー需要などもあり、電子基板は増加を続けている。同社の電子部品実装ロボットは、"優れた2つの技術力"により、北南米、欧州、アジア、インド、中国などでも使用されており、その結果が上記の「海外売上9割以上(ロボットソリューション事業において)」という状況をもたらしているのだ。

 

 "優れた2つの技術力"とは、「精度と実装スピード」。

 同社の電子部品実装ロボットは、世界最小の0.2mm × 0.1mmの電子部品を、1秒間に16個と高速に、しかも10-15μmという高精度で装着することが可能であり、現在、電子製品の機能化が高まったことから、電子基板に実装される部品数が多くなっている状況に対応できるものとして選ばれているのである。スマートフォンを例にとると、約10年前の搭載部品数が約1,000個であったものが、現在はその倍の約2,000個となっており、限られたスペースに部品を搭載する"精度"と効率よく生産するための"実装スピード"の両方が求められている。

 

 その結果、その双方に秀でた技術力を誇る同社のマウンターが世界中のメーカーに支持され、実に世界中のスマートフォンの約2台に1台が当社のマウンターで生産されている。

 当然、世界のマウンター市場におけるトップクラスのシェアであり、スマートフォン以外の車載、通信、半導体関連、産業機械、家電と幅広い業種でも同社のマウンターは選ばれている。

 

 そんな同社は、今年度より、2026年度を最終期とした中期経営計画に取組んでいるが、その基本方針は既存事業の拡大と収益力強化、次世代ビジネスの創出と事業化、そして、ESGに基づく事業基盤の向上である。

 

 既存事業の拡大と収益力強化については、スマートフォンを中心とした通信・半導体市場の回復や、自動運転・IoT化による車載関連の継続的な設備投資が見込まれる環境下において、従来機種と比べ、より高い精度・高速化を実現した当社の新世代マウンター機種である「NXTR」、「AIMEXR」を拡販の軸に据え、新規市場・顧客の開拓を進め、手掛ける全ての製品においてシェアNo.1を目指すとしている。

 世界のマウンターの市場規模は2023年時点で約3,000億円程度であるが、これが2030年には5,000億円程度にまで拡大することが予想されている。現在の"トップシェア"という立場を、2030年には"圧倒的なトップシェア"にまで高め、拡大した市場規模における占有率をさらに高めるという意欲が窺える。

 

 さらに、同社が考えていることは、マウンターだけでなく工場全体の"その先"である。

 これは、次世代ビジネスの創出と事業化の基本方針に相当するが、生産現場の労働力不足が深刻化している現在、工場全体の完全無人化に向けた顧客のニーズがさらに高まっていることを感じ、労働力不足という社会課題へ対応すべく、実装ラインにとどまらず「工場全体の完全無人化」に向けた自動化ソリューションの提供を進めていきたいということである。

 

 正確さと速さ。

 思えばそれは、高度成長期を経て、資産バブルが弾けるまで、日本の製造業が世界に誇ってきたものである。電機メーカーの衰退は上場企業数の大幅な減少がそれを如実に表しているが、工作機械メーカーとして出発した同社が、電子部品の実装ロボットという分野において、その二つのDNAを守り抜き、世界に冠たる存在であり続けていることが何よりも嬉しい。同社の技術力をもってすれば、世界のメーカーの切なる願いである工場全体の完全無人化という社会課題へのソリューション提供においても、同じ地位を築くことができるかもしれない。もうひとつ、夢を現実にして、それを日本に見せて欲しい。

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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。

それでは来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブ)

FUJI IRサイト https://www.fuji.co.jp/ir/

 

代表取締役社長 の 五十棲 丈二様

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