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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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6月19日の「アサザイ 今日の1社」は、ナルミヤ・インターナショナル(9275・東証スタンダード)を放送しました。

今回は、代表取締役執行役員社長 国京 紘宇 様にお越しいただき、事業内容や中期経営計画等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記

ナルミヤ・インターナショナル(9275)(東証スタンダード市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役執行役員社長 の 国京 紘宇 (くにきょう ひろたか)様

 

「マルチチャネル・マルチブランド」

 

 2018年に再上場された、子供服のブランドをマルチチャネルという販売形態で展開している企業である。

「マルチチャネル」とは、百貨店・ショッピングセンター・Eコマース・アウトレット・卸といった複数の販売チャネルを有しているということ。20242月期の売上構成は、百貨店:25%、ショッピングセンター:39%、Eコマース:23%、その他:13%と、非常にバランスが取れているが、この複数チャネルを有していたことから、コロナ禍でリアル店舗が一時休業を余儀なくされた際にも、Eコマースでお客に商品を届けることができた結果、21年2月期のコロナの影響が最も大きかった年度でも同社は赤字決算とならなかった。また、コロナ禍を経てお客がリアル店舗へ戻った後は、店舗での接客販売が活況になり、コロナ渦からV字回復を果たし、再び成長路線へとアクセルが踏むこととなった。

 

 同社のもう一つの特徴が、「マルチブランド」。これは、マルチチャネルごとにブランドがあるということ。例えば、百貨店向けの高級ブランドとしては、35年以上続いているメゾピアノや、外資のブランドであるケイトスペードニューヨークキッズ、ポールスミスジュニア、アナスイミニ、エックスガールステージス、エクストララージキッズなどがあり、ショッピングセンター向けには、No.1ブランドであるプティマインがよく知られている。お母さんが自分も着たいと思うようなトレンドとお子さんが好きなキャラクターとのコラボをバランスよく展開することにより、今や全国130店舗以上で展開している。また、EC限定のブランドも育っており、全体でのブランド数は20程度にまで拡大している。このブランド数の多さが、新生児からジュニアと言われる中学生までをターゲットとすることを可能としている。

 

 業績も好調だ。

 上場後、コロナ禍の影響があった21年2月期を除けば、全ての期で増収増益を果たしている。前期242月期についても、新規出店については、コロナ禍の影響がどうなるのか不明瞭であったため、数店舗にとどめたものの、売上高は、前期比7.1%の増収で37484百万円、営業利益は、前期比23.5%増益の2,105百万円と過去最高を記録した。また、マルチチャネルにおける主要3チャネルである百貨店、ショッピングセンター、Eコマースともに前期比で増収となっている。

 

 そんな同社は、この4月に今期20252月期からの3年間の中期経営計画を公表した。

 少子化の加速という事業環境の下、しっかりと将来を見据えた目標に向かって全社員で行動していくための指針として計画を策定したと述べられたが、既存事業の強化として掲げたのが、「マルチブランドの進化」と「マルチチャネルの深化」の2つ。

 

前者は、現在の約20程度を有するブランドを一つ一つ成長させつつ、全体として、ブランドポートフォリオを意識しながらの運営を目指すということ。孵化させるブランド、育成させるブランド、リニューアルが必要なブランドをより明確にして、最適な構成を常に意識しながら運営し、それぞれの段階ごとに、マルチチャネルを活かした施策を実行することで、バランスのとれた展開に結びつけるという。

また、後者のマルチチャネルの深化とは、いわゆるOMOの取り組み強化を指す。これは、現存するチャネル間の融合をお客の購買体験を基軸に再構築し続けていくということ。

そのほか、新しいチャネルの開拓として、アジアへの進出を挙げられた。その足がかりとして、No.1ブランドであるプティマインを今年度台湾へ出店するという。そして、同時に越境ECの強化も図る計画だ。

 

同社のビジョンは、「夢は世代を超えて」。

小さいときに親御さんやおじいさん、おばあさんから同社の洋服を買ってもらった人がお母さんになり、お子様へ再び同社の洋服を選び、購入する。そのような連鎖がしっかりと続くように事業運営を行いたいという希望がここには含まれている。

そのために必要なことは、単一ブランドのファンから複数ブランドへのファンにお客を導くということだ。結果、長いつきあいは、「ライフタイムバリューの最大化」に繋がる。

「マルチチャネル・マルチブランド戦略」と、それぞれの「進化」と「深化」。これらが全て「ライフタイムバリューの最大化」に向けたこととご理解頂けたと思う。

 

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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。

それでは来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブ)

■ナルミヤ・インターナショナル IRサイト https://www.narumiya-net.co.jp/ir/

 

代表取締役執行役員社長 国京 紘宇 様と

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