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8月19日の「アサザイ 今日の1社」は、坪田ラボ(4890東証グロース市場)を放送しました。

今回は、代表取締役社長 坪田 一男 様にお越しいただき、事業内容や強み等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記

坪田ラボ(4890)(東証グロース市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長の 坪田一男(つぼた かずお)様

 

VISIONary INNOVATIONで未来をごきげんにする」

 

 前身の会社であるドライアイKTが設立されたのが2012年。2015年に株式会社坪田ラボとして創業し、"VISIONary INNOVATIONで未来をごきげんにする"というパーパスを掲げ、科学的根拠に基づく革新的ソリューションの創出に取り組み、臨床と研究を起点に社会実装を目指すベンチャー企業として事業を進めてきた。坪田社長は慶應義塾大学医学部眼科教授を長年務められた。つまり同社は慶應義塾大学医学部発のバイオベンチャー企業である。

 

 事業における主な研究開発領域は、「近視」、「ドライアイ・老視・眼表面疾患領域」、「脳中枢領域」の3つ。

それぞれについて説明すると、近視領域では、世界的な社会課題となっている近視を対象に、点眼薬やバイオレットライト(紫色光)を活用した医療機器など、新たな治療法の開発を進めており、ドライアイ・眼表面疾患領域では、マイボーム腺機能不全によるドライアイや、眼移植片対宿主病(GVHD)など、アンメットメディカルニーズの高い疾患に対する治療法を開発している。そして、最後の脳中枢領域においては、眼科領域だけでなく、うつ病・パーキンソン病などの脳中枢領域への研究も進めており、今年は、慶應の殿町タウンキャンパスラボを設立し、研究体制の強化を図った。

 

この3つの領域に加え、新たな領域として挑戦されているのが「ヘルスケア領域」。

光(バイオレットライト)が心身の健康に与える影響に着目し、新たなヘルスケア技術の研究開発を進めているが、このように、医薬品だけにとどまらず、医療機器、ヘルスケア製品など、多様なアプローチを組み合わせることで、疾患の解決に挑戦していることが同社の特徴でもある。

 

同社の強みは、まず、坪田社長が眼科医・研究者として長年取り組んできた研究成果、そして、慶應義塾大学をはじめとするアカデミアのネットワークを基盤としていることである。

 CCCCo-Creation Core)、これは坪田ラボ独自のR&Dモデルで、最小限の研究員・研究施設という自前のアセットで、最大の成果を迅速に創出することを意味している。また、大学や研究機関の革新的な研究活動を助成する制度(T-SBIR)を活用し、その成果を同社と大学や研究機関が共同で特許出願し、同社が事業化している。また、アメリカ・中国にオフィスを設置し、現地のパートナリング交渉と事業開発を強力に推進していることも強みだ。

 

そして、肝心のパイプラインであるが、同社は医薬品だけで4つのパイプラインを有しており、Phase2段階のものが複数ある、つまり成長機会を多く有していることも強みである。しかし、すべての開発を自社単独で進めるのではなく、製薬会社や事業会社との共同研究、ライセンス契約などを活用することで、坪田ラボの研究力とパートナー企業の開発力・販売力を組み合わせている。

 

同社はこの6月に第三者割当による新株予約権を発行し、約20億円の資金調達を実施したが、この資金により、複数の研究開発パイプラインの推進、今後の研究開発と事業の拡大に活用する予定である。また、医療・ヘルスケア分野の事業開発やイベント・プロモーションなどに実績を持つ(株)メディプロデュースをグループ会社化したが、同社は企画力、ネットワーク、事業化支援力に優れており、研究成果をより早く社会に届けるための体制強化が目的である。

 

 (株)メディプロデュースのグループ会社化は、上記した「ヘルスケア領域」での展開に大きく寄与することが期待される。坪田ラボが研究している「バイオレットライト」は、太陽光に含まれる特定の波長の光に着目した独自性の高い研究領域であり、眼に加え、脳の血流も増加させることが発見されている。

これにより、光を単に「見るためのもの」ではなく、目や身体の健康に関わる重要な環境要素として捉え、医薬品に限定せず、サイエンスコスメ、エイジングケアなどの化粧品やヘルスケアデバイスまで展開していきたいと社長は語った。

 

バイオベンチャーの企業価値は、足元の売上規模だけでなく、パイプラインの価値、つまり、パイプラインの進捗・知財・導出可能性・将来収益などによって形成される。そのため、同社の成長戦略も、まずは複数の研究開発パイプラインを着実に前進させ、製薬会社や事業会社との提携を通じて、契約一時金、開発マイルストーン、販売後のロイヤリティなどの収益につなげていき、新たなシーズにつながりそうな研究先と共同研究契約を締結し、持続的なパイプラインを創出していくことにある。

 

 今般発表された第1四半期の売上高は215百万円と前期通期のそれを上回っており、今年度の通期予想1,100百万円に向けて好調なスタートをきったと考えられる。今年度はPhase2試験の結果が出る薬もあり、その結果が待たれる。

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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。

それでは来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブ)

■坪田ラボ IRサイト https://tsubota-lab.com/ir/

 

代表取締役社長 坪田 一男 様と

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