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6月17日の「アサザイ 今日の1社」は、テスホールディングス(5074・東証プライム)を放送しました。

今回は、代表取締役社長 山本 一樹 様にお越しいただき、事業内容や強み等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記

テスホールディングス(5074)(東証プライム市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長の 山本 一樹(やまもと かずき)様

 

「蓄電池事業がターゲット」

 

 20214月に上場された、東証の業種区分「建設業」の企業であるが、第1次オイルショックが起きた1973年の創業以来、省エネルギー系設備のエンジニアリング企業としての歩みを続けてきた。

 

 事業は「エンジニアリング事業」と「エネルギーサプライ事業」の2つ。

 エンジニアリング事業は、太陽光発電、コージェネ、蓄電池などの設備を設計・調達・施工する、いわゆるEPC事業であることから、フロー型のビジネスであるが、これまで、さまざまな大手企業の顧客の省エネルギー系設備や再生可能エネルギー系設備の導入に携わってきた。

 

 一方でエネルギーサプライ事業は収益を積み上げるストック型事業である。

 太陽光発電所を中心として、FIT制度又はFIP制度を活用した再生可能エネルギー発電所やFIT制度又はFIP制度を活用しないオンサイトPPAモデルによる再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を行い、そのほかにもバイオマス燃料の供給事業も行っている。同社グループ及び出資先の保有分を合計した再エネ発電設備容量は、この6月期3Q時点では約410MWである。

 

 このように、同社グループは、フロー型である「エンジニアリング事業」とストック型である「エネルギーサプライ事業」の2つの事業を行っているが、エンジニアリング事業のEPC完了後に、エネルギーサプライ事業のオペレーションとメンテナンス受注に繋げ、顧客企業との長期的な関係を構築し、次のEPCや他のソリューションに展開することで、フローとストック双方の収益機会を確保しつつ、循環型のビジネスモデルとなっていることが特徴である。

 

 同社は現在、20248月に発表された5か年の中期経営計画「TX2030 TESS Transformation 2030」を推進されているが、これまで培ってきた省エネ・再エネソリューション事業を土台としながら、蓄電システム関連事業、資源循環型バイオマス燃料事業の2つを新たな成長分野として位置付け、その分野での業績の拡大を会社としての成長に繋げたいと考えている。

 

 それでは、なぜ蓄電システム関連事業なのかということであるが、これは日本の再エネ主力電源化、そして脱炭素への進展とともに、中長期的に大きな成長が期待できる市場であると社長は語った。

 日本では現在、脱炭素化に向けて、太陽光を中心とした再エネ導入が拡大しているが、一方で再エネは天候によって発電量が変動する。電力は「同時同量」、つまり需要と供給を常に一致させる必要があるため、再エネ比率が高まるほど、電力系統を安定化させる蓄電池の重要性が高まるのだ。そのため現在、系統用蓄電所、FIP転換+蓄電池併設、工場・事業所向け蓄電池など、様々な分野で市場が急拡大している。

 

 その蓄電池事業において、同社がターゲットとして捉えている領域が3つ。

 電力会社の送電網に直接接続し、電力系統の安定化に貢献するための「系統用蓄電所」、出力抑制の影響回避や収益性向上を図る「FIT太陽光のFIP転換+蓄電池併設」、そして、自家消費型太陽光発電と組み合わせることで、電力の効率利用やBCP対策などにも活用される「工場・事業所向け蓄電池」。

 

 同社には、「ワンストップ対応力」、「これまで全国で多数の再エネ発電所を手掛けてきた実績とノウハウ」、「ベンダフリーで特定メーカーに限定せず、案件特性や顧客ニーズに応じて、複数の蓄電池メーカーやPCSメーカーから最適な組み合わせを提案できる」という強みがある。この強みを活かして、蓄電池事業を拡大させるという。

 

 中期経営計画を公表した時点と比べると、資材価格の上昇、中東情勢など、外部環境に大きな変化が生じている。原油価格や物流コストには注視が必要であるが、進もうとしている方向性だけは正しいという信念をもって進んで欲しい。

 昨年20252月に政府が策定した「第7次エネルギー基本計画」で2040年に再生可能エネルギーの割合を約4割~5割にする目標が示されている。

 投資家にとって大切なことは、目先の四半期決算の数値で一喜一憂することなく、きちんと"結果的に正しいといずれ分かる道を同社が歩んでいる"ということを確認し続けることだと思う。

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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。

それでは来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブ)

■テスホールディングス IRサイト https://www.tess-hd.co.jp/ir

 

 

代表取締役社長 山本 一樹 様と

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