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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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いきなり個人的な話で恐縮ですが、「今日の1社」担当のわたくしはIPO企業に関心を持っています。なぜかと申しますと、IPO企業には「なるほど、こんなビジネスモデルが!」と思わず膝を打つような企業が多いからです。
 パラダイム・シフトは全世界で急速に進んでいきます。昔から業界にあった「壁」を補強しながら延命をしていくだけでは、いずれ日本経済も立ち行かなくなることは確実です。3,500社といわれる上場企業のうち、IPO企業には特にそんな壁を打ち破るような企業が多数出てきています。

 11月27日放送の「アサザイ 今日の1社」に登場したのは、上場から2ヵ月半、成長著しいサンワカンパニー(3287・東証マザーズ)です! 同社は建築業界にあって、既存の常識を変えるビジネスモデルを確立してきています。
 今回は代表取締役社長の谷口瓦さまにお越しいただきまして、井上哲男がインタビューしました♪
 放送をお聴きいただいた方もそうでない方も、取材後記をどうぞお読みください~!!

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取材後記

サンワカンパニー(3187)(東証マザーズ)

ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は代表取締役社長の谷口瓦さま。

 

「風穴は向かい風に対して開ける」

 

▼風穴を開けて、34年
 上場から2ヶ月半での「アサザイ」へのスピード出演。9/13の上場初日は値がつかず、翌営業日に公募価格950円の3.7倍の3500円で産声を上げた。「アサザイ」の放送開始以来、IPOの好調さについては度々触れてきたが、同社の初値の公募価格に対する上昇率は今年のトップ5に入る人気ぶりで、同社に対する市場評価の高さを示すものとなった。

 

 会社の設立は1979年であるから34年の社歴。「30年=1ジェネレーション」という米国式の考えになぞると立派な歴史のある会社になる。タイル・フローリングの輸入を開始したのが14年ほど前のことで、翌年2000年には建築資材のネット販売という未知のビジネスを立ち上げて業界に「風穴」を開けた。

 これは私見であるが、透明性という風穴を開けることに後ろ向きな業種というものがある。これは、その業界全体の暗黙のルール、商習慣のようなものだ。キッチンやバスをリフォームする見積もりを業者にお願いしても、使われる品目それぞれの見積もり金額は大雑把なものである。しかし、現在は同社のHPにより、メーカーや製品の大きさ、機能、素材などから使われる製品が違っていても原価の見当をつけることができる。誰に対してもワンプライスの提示という、それまでの業界の不透明な部分の中心に風穴を開けた同社のおかげである。

 

 風穴はいつも向かい風に対して開けるもの。

 当初のネットでの扱い商品は輸入品からスタートしていることがそれを示していると思われる。国内メーカーがすぐには飛びつけなかった事情は容易に理解できる。しかし、同社は国内メーカーとの交渉をすすめた結果、同社のみが取り扱う製品であれば既存の市場に迷惑をかけることはないとの判断を勝ち取り、このことがオリジナル製品の拡大に繋がったのである。昨年9月期のセグメント別製品の売上高は洗面、キッチンがそれぞれ20%強、タイルが12%と3分野で58%を占めるが、仕入れ種類でみると54%がオリジナル製品である。

 

▼収益性と成長性

 上場月が決算月であったこともあり、番組収録の前週に前期(2013年9月期)の決算発表が行われたが、営業利益、経常利益は前期比でそれぞれ15.5%、21.6%の減益となったが、最終利益は21.6%の増益となり、何よりも成長性として注目すべき売上高は14.6%の増収となった。これにより直近3年間で倍以上の売上高になったことになるが、なぜ売上高に注目すべきかというと、同社の売上高に対する収益率をみると、売上高最終利益率がこの3年間で3.12%→3.79%→4.02%と安定的に上昇しており、今期については4.45%とさらなる上昇を見込んでいるからである。

 

 また、もう一つの収益率である「資本に対する収益性」について、外国人投資家や外資系国内投信投資顧問会社がROEに注目していることは何度も述べたが、来年から導入される新指標JPX400の選考基準にもROEの3期平均が用いられたことからも同指標の注目度はさらに上がっていることが分かる。先週末の「アサザイIRセミナー」で参加者に配布した「ROE3期平均トップ300」によると同社の直近3期のROE平均は30.25%で61位と3500社余りの上場企業中トップ100位に位置する。大きな産声を上げた理由の一つは、このROEの高さである。

 
▼今後のカタリスト、ショールーム展開

 同社が現在進めている方向性は、ショールームの展開。現在、大阪、名古屋、東京、シンガポールにあるが、福岡、横浜にも進出する。実際にショールームでの購入は顧客サイドの満足度を上昇させるだけでなく、同社にとっても購入平均単価が高いというメリットをもたらしているのである。

上場の際、増資によって得た資金を「全額、新規ショールームの開設に充てる」と社長は言いきった。そこには進むべき道への迷いが無いことがはっきりと表れている。当然、これがカタリストである。(了)
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 取材後記は、以上です。なかなか今後が楽しみな企業ですね~。
 最後のショールーム展開について、放送をお聴きでない方のために補足しますと、ウェブ経由からのオーダーに比べて、ショールームでのオーダーは購入平均単価が約2倍におよぶのだそうです。たとえば顧客がデザイナー同伴で全体のコーディネートを検討したりと、単品購入からトータル購入へと、格段にチャンスが広がるということなんですね♪

 それゆえに、上場による資金調達、それを原資にしたショールーム展開というのは、実に明確な成長ストーリーとなってくるわけです。
 風穴を開けるだけにとどまらず、風穴を広げていくサンワカンパニーの今後が投資家の注目を集めています。

(関連リンク集)
■サンワカンパニー ショップサイト
■サンワカンパニー ショールーム
■サンワカンパニー IR情報

代表取締役社長の谷口瓦さまと。
代表取締役社長の谷口瓦さまと。