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朝イチマーケットスクエア「アサザイ」

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10月9日の「アサザイ 今日の1社」は、ローランド(7944・東証プライム)を放送しました。

今回は、代表取締役社長 CEOCIOの蓑輪 雅弘様にお越しいただき、事業内容や市場環境、成長戦略等についてお話を伺いました。

 

井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記

ローランド(7994)(東証プライム市場)

ラジオNIKKEIにて収録

お相手は、代表取締役社長 CEOCIO の 蓑輪 雅弘(みのわ まさひろ)様

 

WE DESIGN THE FUTURE

 

 1972 4 月に大阪で設立。その後、2005年に本社を静岡県浜松市へ移転し、今期で創業から53期を迎える。

 1973 年に国産初のシンセサイザー、1974 年には世界初のタッチ・センス付き電子ピアノを発売し、その後も、ギターエフェクター、アンプ、電子ドラム、電子管楽器、映像関連製品など事業を拡大するとともに、創業当初から世界展開を進め、現在、海外売上が全体の90% を超えるグローバルブランドとなっている。

 

 楽器業界は、同社Roland、そして同のブランドであるBOSSYamaha(ヤマハ)、KAWAI(河合楽器)、KORG(コルグ)、TAMA(星野楽器)、CASIO(カシオ計算機)など日系企業が世界的なブランドとなっており、日系企業がグローバルで強い、稀有な業界と言える。

 そして、その楽器業界において進んでいるのがアコースティック楽器から電子楽器への移行であり、現在のピアノの電子化率は約50%、ドラムも約22%が電子楽器となっている。

 このことは、アコースティック楽器と電子楽器の成長率の差となって表れており、直近10年間のアコースティックピアノ市場の平均成長率がほぼフラットの0.5%であるのに対して、電子ピアノは3.4%を記録しており、ドラムについてもアコースティックドラムがほぼフラットであるのに対して、電子ドラムは6.6%の平均成長を遂げている。

 これまでも、電子楽器によって多様な音色や音楽表現の創造が可能となり、テクノやハウスミュージックなどの音楽ジャンルが生まれてきたが、近年、音楽制作にパソコンを用いることが主流となっていることもこの成長率の差の要因であろう。

 

 同社の強みとして、社長は4つのことを語られたが、その1つ目が、「技術力」。

 創業以来磨き続けているハードウェア技術・ソフトウェア技術に加えて、楽器としての完成度を高めるためのノウハウを50年以上蓄積し、アコースティック楽器を越えた価値観や利便性を備えたイノベーティブな電子楽器を開発し続けたことが、いわゆるプロが満足する電子楽器としてのブランド地位の確立に結びついたのだ。

 

 2つ目として語られたのが「イノベーションのDNA」。

 同社では、楽器演奏をするエンジニア自らが製品の企画も行うというユニークな体制を、創業当初から採用しており、ミュージシャンならではの想像力で「プラスα」の付加価値がついた製品の開発を行ってきたが、製品の限界利益率が高く、少ない生産量でも利益が確保できるため、販売予測が難しい挑戦的な製品でも思い切って発売することを行ってきたという。このチャレンジ精神が代々受け継がれ、DNAとなっている。

 

 そして3つ目が「グローバルなブランド力」であるが、海外市場が大きいという特徴のある楽器業界において、同社は創業当初から海外進出を進めたことで、上記したように海外売上高比率が90%を超えている。このグローバルで通用するブランドであるということは、(海外という)市場の大きさを考えると圧倒的な差別化につながるのである。

 ちなみに、同社のシェアであるが、最大市場である米国市場において、ドラムが電子、アコースティックを含めてNo.1のシェアを誇っており、BOSSブランドで展開するギターエフェクターもNo.1、ギターアンプと電子ピアノはここ数年で徐々にシェアを伸ばしNo.2の地位にまできている。

 

 最後の強みとして社長が挙げられたのが、「電子楽器にフォーカスしていること」。

 同社は成長力の高い電子楽器を中心にビジネスを展開しているが、電子楽器がアコースティック楽器よりも成長している最も大きな理由は、アコースティック楽器がすでに完成された楽器であるのに対して、電子楽器は電子技術の革新により、楽器としての進化を続けているからだという。

 例として挙げたのが、Bluetoothの技術が誕生したことにより、電子ピアノにBluetooth機能が搭載されたこと。これにより、電子ピアノはスマホと無線接続ができるようになり、レッスンアプリの活用が可能となるなど、ユーザーエクスペリエンスが進化し、楽しみが広がったという。

 

 この最後の例は、そのまま同社の成長戦略のキーワードである「Connectivity」につながる。

 PCやスマホ、家電、車などあらゆるものがインターネットとつながり、ユーザーに多くの付加価値をもたらしている現在、楽器業界ではそのような動きが遅れており、今後、他の業界と同様の変化が、楽器業界でも起こることは確実で、そこに大きなチャンスがあると同社は考えている。

 その具体的な施策が「Roland Cloud」である。これは、電子楽器と連動した、音楽や楽器を楽しむためのソリューションを提供するCloudサービスであり、顧客の4つの基本的なデマンド(Grow:演奏できるようになりたい、Play:楽しく演奏したい、Create:曲を作ってみたい、Communicate:一緒に楽しむ仲間を見つけたい)を満たすサービスの提供を目指すという。

 

 蓑輪氏が社長に就任したのはこの7月。就任とともに新たなブランドメッセージを「WE DESIGN THE FUTURE」としたが、ここに込められていることは、「ローランドがイノベーティブな製品開発を通じて未来をつくっていくぞ」という決意である。

 この"WE"について、同社の社員だけでなく、実際に製品を使用するアーティスト、そして、現在のローランドファンだけでなく、これから楽器を始める将来のアーティストやクリエーターたちも、新しい音楽の未来を作っていく仲間"WE"に加わって欲しいと社長は熱く語られた。

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取材後記は以上です。いかがでしたか。

本日の放送はPodcast配信にて早速アップされております。

それでは来週もお楽しみに!

 

(関連ウェブ)

■ローランド IRサイト https://ir.roland.com/ja/ir.html

 

代表取締役社長 CEOCIOの蓑輪 雅弘 様と

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