お知らせ:

競馬実況web

28日(日)に京都競馬場で行われる第169回天皇賞・春(GI)に出走予定のドゥレッツァ(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の共同会見での尾関知人調教師のコメントは以下の通り。

※最終追い切りは栗東で24日(水)に実施
「(今週の栗東での追い切りは)先週しっかりと追い切ったあと、馬体面に問題ないことは確認できたので、あとは競馬に向けてどういう動きができるかという感じでした。時計も含めて、終いの反応なども良い動きだったので、良い状態になっていると思いました。

(前走金鯱賞は)総合的に見ればこの馬としてはよく頑張ってくれたなと...。勝った馬は強かったですが、厳しい中で最後に自分の脚をしっかり使って2着まで来てくれたので、レースとしても頑張ってくれて、次に繋がる内容でもあったと考えています。

前走時が少し間隔があいた中で、馬が少し力むような所があって、その辺りや輸送も考慮して(この中間は)栗東滞在を選択しました。一度使われたことによって馬も凄く落ち着きが出ましたし、馬体に柔らかみも出ました。雰囲気としては栗東に行っても良い状態だなと感じています。

菊花賞に向けての時の成長カーブも凄く大きい所があったので、そこから半年くらい、この中間は菊花賞の疲れもありましたし、その中で目に見えた成長があるか、というとそこまで変わらないというか...。現状の高い中でキープできている、また菊花賞の時の状態に近づきつつあると思います。

(一番の強みは)総合的な能力が高いことが前提にありますが、レースに行ってのコントロールの高さ、鞍上とコンタクトを取ってしっかり力が出せる所だと思っています。(3200mという距離については)3000mを勝ってくれていますし、長い距離に適性があることはありますが、かといって純然たるステイヤーだとも思っていないので、200m(延びること)がプラスになるというよりは、そこはチャレンジする課題、この馬にとってはチャレンジだと思います。

戸崎騎手とは1週前の追い切りに乗ってもらった時に話をして、今週はいる場所も違ったので会ってはいませんが、また競馬の前に話をする事になると思います。(戸崎騎手が「5年前の悔しさをぶつけたい」と語ったことについて)そう思ってもらえるのは凄くありがたいと思います。5年前のグローリーヴェイズのあのレースに関してはベストのレースで、勝ち馬が強かったなという部分がありました。当然レースが終わった瞬間は悔しかったですが、客観的に見たら勝ったフィエールマンが強かったなと...。今度はこちらが菊花賞馬として臨む舞台になるので、距離に関してチャレンジする部分もありますし、クラシックを勝った馬として皆さんの期待をいただいて臨む馬だとも思うので、また5年前とは違う立場で、しっかり臨みたいなと思っています。

菊花賞馬としてこの舞台、淀に戻って来ることになりました。菊花賞は凄いレースぶりでしたが、またどういうレースをしてくれるか、どういう脚を使ってくれるか、携わっている私たちも楽しみにしています。皆様の期待に応えられるように、最後までスタッフと共に頑張っていきたいと思いますので、ご声援をよろしくお願いします」

(取材:大関隼)

お知らせ

お知らせ一覧