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今年から始まったダート三冠の一冠目、第69回羽田盃(JpnI ダート1800m)が24日、大井競馬場(雨・不良)で行われ、1番人気アマンテビアンコ(JRA)が制し、一冠目を手にした。

道中は中団からレースを進め、3コーナーから進出し、直線では逃げたアンモシエラとの長い追い比べを制した。勝ちタイムは1分53秒9。勝利騎手はJRAの川田将雅。

1馬身差の2着にアンモシエラ(JRA)、3着は8番人気のフロインフォッサル(船橋)となった。2番人気ブルーサン(JRA)は8着だった。

アマンテビアンコは父ヘニーヒューズ、母ユキチャン(母の父クロフネ)の3歳牡馬。JRA美浦・宮田敬介厩舎の管理馬。通算5戦3勝(うち地方2戦1勝)で、重賞初制覇となった。

<レース後の関係者のコメント>

1着 アマンテビアンコ(川田将雅騎手)
「無事にレースを終えることが出来て何よりです。
(初コンビ、レース前はどのようなことを考えていたか)たくさんの白毛馬を乗せていただく中で、今回、初めてこの馬に跨りましたけど、今までの白毛と比べながら、この馬の良さも感じながらのレースまででした。
ゲートは元々得意な馬ではないですし、前回も躓いてしまっていますので、今日は何より躓かないような出方を、というところで、その後はリズムを取って動いていける形を作っていきました。
(勝負どころの手応えは)雰囲気は良かったと思います。ゴールまでにはきっちり捕まえてくれる雰囲気でしたので、無理せずゆっくりと捕まえに行こうと思いました。
今年、こうやってダート三冠が新たに整備され、JRAの馬も参加しながらの三冠競走になりますし、その第一弾の羽田盃を勝つことが出来ました。まず、一つ獲ることができましたから、次の東京ダービーに向けて、また良い準備をして走ってくれればと思います。これだけの雨の中でも、たくさんのお客様に、現地に来ていただいていますし、テレビを通してでも、たくさんの方が見守ってくれていると思いますので、まずは、無事に一冠目が終わりましたので、この先もみんなで無事にレースを続けていけたらと思います。ありがとうございました」

2着 アンモシエラ(横山武史騎手)
「良く頑張りました。馬場傾向的にも先手を取っても良いかなと思いました。二の脚が速く、楽に先手を取ることが出来ました。逃げても問題はなかったですし、競られた割には頑張ったと思います」

(松永幹夫調教師)
「良い競馬をしてくれました。(先手を取ることは)騎手と話して、出てからの(考えに)任せると言っていました。勝ち馬は強かったですが、良く頑張ってくれました。次が楽しみになりました。3着馬を離しましたしね。メンコをつけたり、2人引きをしたりして、(テンションは)いくらかマシでした」

3着 フロインフォッサル(本田正重騎手)
「急かさずに、3コーナーから動かしていきました。まだ、これからの馬ですからね。(東京ダービーの)権利を取れて良かったです。距離が長くなっても大丈夫です」

4着 ハビレ(笹川翼騎手)
「(1コーナーで躓いたのは)いろいろなことが重なってしまいました。その後は頑張ってくれました。距離についても、思っていたよりは大丈夫でした。結果ほどの差はないと思っています。乗せていただけるのなら、次に巻き返したいです」

5着 ムットクルフェ(山崎誠士騎手)
「頑張りました。内容は良かったと思います」

6着 マッシャーブルム(矢野貴之騎手)
「やりたいことはできました。3コーナーまでは良いかもしれない、と思ったのですが、追い出すと腰が緩いところがあります。良いものは持っています」

8着 ブルーサン(和田竜二騎手)
「こちらも速かったのですが、周りも速かったです。落ち着いてはいましたが、前走とは勝手が違ったでしょうか。前走から間隔が空いたことで、調整が難しくなりました。良い状態で持っていくことができませんでした。(レースで)速い時計を出せる馬ですが、今回はナイターということもありますからね。自分のリズムで行きたい馬ではありますし、ハミが乗ってこない感じでした。逃げ馬の宿命でしょうか」

(取材:山本直)

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