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令和6年の春の外国人叙勲で、日本競馬の国際的発展及び軽種馬生産を通じた日本の畜産振興に寄与したとして、香港ジョッキークラブCEOのウインフリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス氏(69歳)に、旭日中綬章が授与されることが発表された。

ウインフリート・エンゲルブレヒト=ブレスゲス氏は、香港ジョッキークラブの役員となった当初から日本の競馬とも連携を図るとともに、平成10年にはJRAとの間で双方のレース映像を直接配信するスキームを構築した。この枠組みは、平成27年の競馬法改正で実現した「海外競馬の勝馬投票券発売」を円滑に運用するうえでの礎となっている。さらに、香港ジョッキークラブが実施する国際競走を世界の一流競走に発展させながら、これまでに数多くの日本馬を招待し、活躍した日本馬は競走馬としてだけでなく繁殖馬としての国際的価値を高めることとなり、我が国の軽種馬生産を通じた畜産振興に貢献している。

また、国際競馬統括機関連盟(International Federation of Horseracing Authorities=IFHA)およびアジア競馬連盟(Asian Racing Federation=ARF)の会長として、副会長国である日本とともに国際的な連携・協調関係の下、競馬の振興と発展のために尽力している。

なお、外国人競馬関係者に対して日本政府から叙勲が行われるのは、平成22年におけるルイ・ロマネ氏(IFHA会長:当時)に続き、今回が二人目となる。

(JRA発表)

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