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3月28日(木)、園田競馬場(曇・稍重)で行われた新設の3歳重賞、近畿・四国・九州地区交流の第1回ネクストスター西日本(ダート1400m、出走10頭)は、道中は外の3番手を進んだ高知のリケアサブルが直線を向いて先頭に立ち、外から追い上げた同じ高知のワンウォリアーを振り切って、前走の兵庫ユースカップに続く重賞制覇を果たした。勝ちタイムは1分30秒7。2馬身差の2着が高知のワンウォリアー、6馬身差の3着が高知のホーリーバローズで、高知勢が上位3着までを独占。4着が地元兵庫のクラウドノイズ、5着が高知のウオタカ、佐賀のトゥールリーは6着だった。

勝ったリケアサブルは父ベストウォーリア、母アナコンダ(母の父フサイチコンコルド)の3歳牡馬。高知・田中守調教師の管理馬。通算成績は10戦4勝。鞍上はJRAの小牧太騎手で、兵庫での重賞勝利は2004年10月の姫山菊花賞以来、およそ20年ぶりとなった。

レース後のコメント

1着リケアサブル(小牧太騎手)
(騎手デビューが)同期の田中守調教師の馬で勝つというのは思ってもみなかったことだったので、それが実現できて、本当に良かったです。また、久しぶりに園田へ来て、たくさん騎乗して、まだまだ乗れるなと実感しました。
1、2コーナーだけ行きたがる面があると聞いていて、少し行きたがったのですが、辛抱したぶん、最後まで伸びてくれました。あとは力を信じて乗ってきました。田中守調教師の馬で園田で勝ったということがとても嬉しいです。
(兵庫時代での勝負服での騎乗について)この勝負服を着たら、いつも以上に燃えるところがあるというか、昔の、20年前の自分に、きょう一日戻ったような気がしました。最終レースの騎乗もあるので頑張ります。
(田中守調教師)
勝ててホッとしました。最初(小牧太騎手から)電話がかかってきて、「交流競走があるので当日の重賞に乗れるので」と連絡があった時はびっくりしました。オーナーに聞いたら快く了解していただきました。小牧騎手には、最近騎乗も少なかったようなので、「身体だけは整えておいてください」と伝えました。それから、この馬の特徴を伝えたあとは、映像だけは見ておいてくださいとは言いました。
レースに関しては、外枠がどうかと思いましたが、やはり1、2コーナーで行きたがりました。高知ならそこでペースは落ちませんから、そのぶんは少し厳しかったかもしれません。それでも、以前より馬も大人になって、最後来られたらまた伸びました。2着馬は高知の馬で、良く知っていますから、怖かったです。勝った瞬間はウルっとしました。
小牧騎手とは(騎手になったのが)同期で、私が紀三井寺で、彼が園田でした。一番仲の良い騎手でした。そんな小牧騎手と重賞を勝てるとは、全てが上手くいきました。さすが上手く乗ってくれました。
このあとはオーナーと相談になりますが、4月29日の兵庫チャンピオンシップを視野に入れつつ、1400mあたりを中心に使うことを考えています。

2着ワンウォリアー(岡村卓弥騎手)
今回は道中も楽に運べましたが、勝った馬は強かったです。この馬もいい脚を使っていますが、今日は完敗でした。距離が延びたらこちらに分があるかもしれません。

3着ホーリーバローズ(永森大智騎手)
初の馬場の影響か、ハミを抜いてしまいました。それがあり、早めから動かすイメージで運びました。今日は初コンビでしたが、この馬場で、このメンバーで、良く頑張ってくれました。

4着クラウドノイズ(大山龍太郎騎手)
ゲートを出てすぐにいい位置を取れましたが、流れて折り合いを欠く面がありました。また、勝ち馬に来られた時、またハミを取ってしまい、直線は脚色が鈍ってしまいました。

5着ウオタカ(吉原寛人騎手)
ゲートで隣の馬がうるさく、それに反応して突進しかけてしまい、申し訳なかったです。レースは序盤が速くなって展開が向いたかと思いました。しっかり脚を使って伸びています。このメンバーで5着と、牝馬としては次につながるレースができました。

10着ヤシロボーイ(石堂響騎手)
行き脚もつきませんでした。距離も長いです。

(取材:檜川彰人)

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