お知らせ:

競馬実況web

 27日(日)に東京競馬場で行われる第85回日本ダービー(GI)に出走するブラストワンピース(牡3、美浦・大竹正博厩舎)について、騎乗する池添謙一騎手のコメントは以下の通り。

「今朝の最終追い切りは先週と同様に、先生からは任せるよ、という指示だったので、併せる馬に乗る助手さんとも話をして追走する形から運びました。抜け出してからも自分の感覚で追っていいと言われていたので、気を抜かないようにだけ注意して、強めくらいで追いました。

 1週前の追い切りが終わった所で、これからもっと状態が良くなって行くだろうなと感じていましたし、今日も一つ一つチェックして乗りましたが体も先週以上に締まっていて、走るフォームや息遣いも良くなっていました。今日追い切って本番までまた上がると思うので、ピークに持って行けるんじゃないかなと思います。

 2戦目で東京の2400mを使う、と聞いた時点でダービーを頭に入れてレースをしよう、そして結果を出そうと考えていました。毎日杯の後はダービーとも聞いていましたし、毎日杯を使うという先生の意図を汲んでレースをしました。2戦目とは違う形のレースになっても自分が求めていたものにしっかり応えてくれて、結果も内容も満点でした。背腰が少し甘い部分はありましたが、それも使うごとに段々良くなって、馬体そのものも成長していると思います。

 初めてこの馬に乗ったのが新馬戦の返し馬でしたが、その時にいいな、と感じてレース内容も良かったですし、2戦目が大事になるなと思っていました。それがダービーと同じ舞台、東京の2400mで結果を出してくれて、そこでダービーだ!と思いましたね。レースの流れに応じて進められますし、まずは正面スタンド前の発走で歓声が凄いですから、ゲートに気をつけてそこからレースを組み立てたいです。

 (2度目のダービー制覇がかかる今年)ダービーは特別なレースですし、一度勝たせて頂いた事は大きい経験だと思います。大竹先生と話をしていても言われました。調教でも『勝った事があるんだから分かるだろう』って(笑)。それで任せて頂いているのですが、任せて頂いた分責任も感じますし、良い緊張感もあります。

ダービー当日は関係者も、マスコミの方も、競馬場に来てくださるファンの方も、みんながダービーの雰囲気を作り上げると思っています。そんな雰囲気の中で乗れるというのは緊張しますし、ワクワクしますし、レースに臨めるのが楽しみですね。今年はブラストワンピースとコンビを組ませてもらいますが、凄く縁を感じていて、思い入れがある馬ですし、この馬と一緒にダービーを勝ちたいと思います」

(取材:大関隼)

お知らせ

お知らせ一覧