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 15日(日)に中山競馬場で行われる皐月賞(GI)に出走するオウケンムーン(牡3、美浦・国枝栄厩舎)について、追い切り後の国枝栄調教師のコメントは以下の通り。

「(先週桜花賞を勝って、今週も意気込む所ですねと聞かれ)私は意気込んでいますが、オウケンムーンはあまり意気込んでいません(笑)。どちらかと言うと牝馬のような感じで素軽くて、あまり太くもならないので、前走からあまり変わらず平行線で来ました。GIに向けてそれほど調整を変えたという所はないのですが、まだまだこれからの馬と思っていますし、オーバーワークにならないように心がけて、ゆっくりゆっくり仕上げて来ました。良くなるのは古馬になってからかなと思っていますが、現状でもよく走っているなという印象ですね。競馬に行って、普段見えない能力を発揮できているのかなと思います。

 前走は1頭強い馬がいましたが、我々が思っていた以上に走ってくれました。(皐月賞直行のローテーションに関しては)まだまだこれからという馬ですし、オーナーサイドから出来るならダービーに良い形で...という声もあったので、直行にしました。馬体を見るとちょっと幼い感じですが、頭が高いと言うか、前が浮いているので、トモの推進力を上手く前に出せているのではないでしょうか。デビューした頃はふらふらした面もあったのですが、未勝利を勝ったあたりから首の据わりもしっかりしてきたようです。見た目は凄くハリのある、良い感じの馬体ですが、体重を計ってみるとそんなに変わっていないので、おそらく前回と同じくらいの馬体重で出ることになるでしょう。

 今までを見ると、追い切った後からレースまでもあまり変わって来ないので、やる気があるのかな?とも思うのですが、むしろこれくらいの方が良いのかも知れません。競馬に行けばちゃんと走ってくれるでしょう。中山の馬場が荒れてきていて、週末の天気も気になりますが、そこは北村宏司騎手が上手くエスコートしてくれると思います」

(取材:大関隼)

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