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 20日(水)大井競馬場(曇・不良)で行われた第33回東京スプリント(JpnIII ダート1200m)は、4番人気のシャマル(川須栄彦騎手)が、1番人気のリュウノユキナ、8番人気の地元大井の伏兵ギシギシとの、直線長く続いた追い比べを制し、重賞初挑戦で初制覇を飾った。勝ち時計は1分10秒5、ハナ差2着がリュウノユキナ、クビ差3着がギシギシ、2番人気の支持を集めた川崎のルーチェドーロはさらに4馬身遅れた4着、3番人気のピンシャンは8着に終わった。

 勝ったシャマルは父スマートファルコン母ネイティヴコード(その父アグネスデジタル)の牡4歳鹿毛馬、JRA栗東・松下武士厩舎の管理馬。通算成績8戦5勝、重賞初挑戦ながら見事に初制覇を飾った。

レース後のコメント

1着 シャマル(川須栄彦騎手)
「ゴールの瞬間は正直分かりませんでした。何とか出ていてくれ、と祈っていました。引き上げてきたら先生が笑顔で迎えてくれたのでホッとしましたし、嬉しいです。人馬とも初めての大井のナイターでしたが、3勝クラスを勝ったばかりのここで、どれだけの競馬ができるかという期待がありました。とにかくシャマルのレースをして、力を出すことを考えていました。思った以上に前半で余裕を持って良い位置をキープできて、流れもその分落ち着いているのかなと感じました。あとはどこから仕掛けるかという所でした。直線先頭に立って、馬も初めての環境で気を遣っているのかなという印象もありましたが、内から強い馬も来ていたので頑張ってくれと思っていました。まだ4歳でこれからの馬ですし、人馬ともに成長していければと思います」

2着 リュウノユキナ(横山武史騎手)
「ただただ残念です」

3着 ギシギシ(矢野貴之騎手)
「いきなりこのメンバーで持ち時計を2つ(2秒)くらい詰めましたからね。楽しみ以外の何ものでもありません。良くも悪くも相手なりに走っています。地元の重賞ならとても楽しみです」

4着 ルーチェドーロ(御神本訓史騎手)
「弾けるイメージはあったのですが、伸びなかったです。最後あれだけ離されたのは、状態面なのか、馬場が影響したのか、前走で走りすぎたところがあったのかもしれません。力はある馬です」

5着 サクセスエナジー(和田竜二騎手)
「馬の出来は良かったです。このコースは合っています。展開一つで勝てる力はあります」

(取材:大関隼、三浦拓実)

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