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東京10Rのジャパンカップ(3歳以上GI・芝2400m)は、4番人気ローズキングダム(武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分25秒2。2着には1位降着となった1番人気ブエナビスタが、ハナ差の3着に8番人気ヴィクトワールピサがそれぞれ入線。

ローズキングダムは栗東・橋口弘次厩舎の3歳牡馬で、父キングカメハメハ、母ローズバド(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は9戦5勝となった。

レース後のコメント
1着 ローズキングダム 武豊騎手
「今日はこれまで2戦と比べても、妙に馬が落ち着いていて、戦前は『これはどうかな?』と感じていました。内枠が欲しかったので、6番枠はよかったですし、1コーナーへの入りはエイシンフラッシュのすぐそばで、いい感じでした。道中は行きっぷりが良すぎるぐらいで、馬をなだめるほどでした。直線も不利はありましたが、そこまでは前も開いて、しっかりと伸びてくれました。GIを勝てたことは嬉しいです。今年は怪我もあり、いい馬に巡りあえないかもしれないと思っていましたが、こういう素晴らしい馬に会えて、勝利をプレゼントできたことが本当によかったです。次は1位入線で1着になりたいと思います」

橋口弘次郎調教師のコメント
「勝ちましたけど、複雑な気持ちです。秋3戦目、関東への輸送でしたから、春のように体も減るのかと思いましたが、菊花賞からマイナス2キロ。確実に馬が成長してくれています。菊花賞は位置取りが後ろすぎましたが、今日は思い通りの位置につけて、しめしめと思って見ていました。直線、不利はありましたが、そこから見せてくれた根性には目を見張るものがありました。最後のひと伸びとあの根性は本当に素晴らしかったです。これだけのメンバー相手にやれましたし、次は有馬記念に正々堂々と向かいます」

2着 ブエナビスタ C.スミヨン騎手
「ゲートを出て他馬に寄られて躓いて、後方寄りのポジションになりましたが、馬を信じて行きました。直線は内から来た馬(ヴィクトワールピサ)が隣の馬(ローズキングダム)に寄って、その隣の馬がこちらに来たので手前を替えてしまい、内にササルような感じになりました。ここは日本なので日本のルールに従います。次に向けて頑張りたい。それでもブエナビスタの力は証明できたと思います」

3着 ヴィクトワールピサ 角居勝彦調教師
「ギリギリまで走って、厳しい競馬でした。レースの後、ジョッキーからは若干距離が長いと言われました。このあとはオーナーと相談になりますが、距離が長いというならドバイを選択肢に入れて考えたいと思います」

4着 ジャガーメイル R.ムーア騎手
「自分のリズムで走るまでに時間がかかりました。ブエナビスタをマークして進みましたが、勝負どころであっという間に離されてしまいました。この馬の力は出せたと思います」

5着 ペルーサ 安藤勝己騎手
「ゲートで待たされている間、だんだんテンションが上がって、ゲートを飛んで出てしまいました。そうなると位置が後ろになって、腹をくくるしかない。直線も馬群をぬいながらあそこまで来るのだから、力はあります。まだ3歳ですし、これからですよ」

6着 メイショウベルーガ 池添謙一騎手
「スタートから積極的に出して行きました。リズムよく勝負どころも我慢してレースができました。直線、外の馬に馬なりで交わされてからもよく頑張ってくれました。力をつけているし、これからが楽しみです」

8着 エイシンフラッシュ 内田博幸騎手
「もう少し馬の後ろにつけたかったのですが……。久々だったし、まだ3歳ですからね」

12着 シンゲン 藤田伸二騎手
「ゲート早すぎるのもなぁ。最悪、こういう展開になるかもと思っていたんです」

14着 ナカヤマフェスタ 蛯名正義騎手
「なんだろう、久しぶりのせいかな。ペースも遅くて、いい感じで思い通りに行きましたが、最後は伸びなかったですね」


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