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通算2000勝以上を挙げた金沢競馬の名騎手、渡辺壮騎手(38歳 平床良博厩舎)が21年の騎手生活にピリオドを打ち、引退することになった。

渡辺騎手は去年10月21日朝、調教中に脳梗塞を発症。その後復帰を目指しトレーニングに励んでいた。今年5月に行われたホシオー(百万石賞など重賞9勝)の引退式には、同馬の鞍上に騎手服姿で登場するまでに回復していた。

金沢競馬公式HPに掲載された、渡辺騎手のコメントは以下の通り。
「2005年10月21日の調教中に落馬し、脳梗塞と診断されました。左半身の自由を失い、以後、騎手復帰を目指して、リハビリ、トレーニングを続けてきましたが、私事、諸事情により、このたび引退を決意しました。
 関係者の方々には大変お世話になっていながら申し訳ありません。21年間という長 い間、ありがとうございました。21年の騎手生活の経験と感動をこれからの人生に活かして進んでいきたいと思います。
 そして、長い間応援していただいたファンの皆様には大変感謝しております。本当にありがとうございました」

渡辺騎手は昭和60年にデビュー。通算成績は7701戦2086勝。重賞はミスタールドルフで93年のダービーグランプリ(水沢)を制すなど114勝を挙げた。その他にJRAで20戦1勝。昨年夏の福島競馬で行われた新馬戦で、コスモミールに騎乗し勝利を挙げていた。

(NAR地方競馬全国協会HP、金沢競馬公式サイトなどによる)


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