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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第407回放送番組審議会

第407回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2022年11月17日(木)11時00分から

番組審議会委員

井口委員長、竹内委員、谷垣委員、仲宇佐委員、本川委員、<意見事前送付>山下委員

会社側

吉田京太 代表取締役社長、川畑直央 デジタル戦略局次長 兼 編成部長 兼 番組審議会事務局長、赤木静乃 営業局営業部 兼 デジタル戦略局 広報・お客様センター

2022年11月17日に開催した第407回ラジオNIKKEI放送番組審議会の審議内容をお送りします。試聴番組は9月30日・金曜日あさ8時01分から放送した「農のミライ」をお聴きいただきました。 委員の皆様からは

・穀物価格の世界的値上がりなど、農業や食糧問題への関心が高まるなか、こういう番組をスタートさせたことは素晴らしいと思います。 農業取材に詳しい、吉田編集委員をメインパーソナリティに、消費者のだけでなく、農家の皆さんにも励みになる番組だと思います。 ただ一点、番組冒頭で食糧安全保障の話題から入り、大規模経営を営む人を紹介するという番組の流れだと、聴取者はこの経営形態が日本全国に広がれば、食糧安全保障問題は明るい未来が開けるのかと考えてしまう方もいると思いました。日本ではこのような規模で農業を展開することは難しく、この点の補足解説を少し加えた方が、番組がミスリーディングにならなくていいのかなと感じました。

・「農のミライ」というタイトルなのでもう少し明るい話題が出てくるかと思いましたが、日本全体の米の消費が半減していたり、家畜肥料を輸入に頼っているなどの話題が続いていたので、現実の課題は提示しつつ、アグリベンチャーの話題が増えてきていることなど、課題を解決するとこういう明るい未来があるなど、課題解決にフォーカスする部分もあった方が、番組の終わり方としてはよろしいかと思います。

・今農業に注目が集まる中で、このような番組がスタートしたのは大変意義深いことだと思うと同時に、話の内容も専門的でありながらも、フリーアナウンサーの岡田さんがいらっしゃるということもあり、非常に親しみやすく聴きやすかったと思います。 農業、あるいは農業の未来というと、ものすごく広いテーマではあると思いますが、全体を通していろいろなコーナーにわけられていて、それぞれこうテーマを明確化して多角的に議論されていると思いました。

・あと岡田さんが農業の研究をされていて、知識があった上で素朴な疑問をぶつけられていたというところも非常に良かったと思います。若い世代と農業をつなげていこう、若い世代に伝えていきたいという、番組の想いを感じました。今後、色々な可能性を秘めているなと思いました。

・番組への反響や、番組を聴いたきっかけに何か動いたとか反響があったことを紹介していくと、番組の影響力があるということをリスナーにも伝えられ、また農家の方からのメッセージもあれば、リアルな声とかを紹介すると、さらに充実するのではないかなと思いました。

・農業番組というと、農家の方が作業をしながら聴くというか、そのような場面が多いようなので、これが都市に住んでいる人と本当に農業をやっている方両方に響く番組なのではないか、両方にとってとても意義のある番組だと思いました。

・今回の番組は埼玉県加須市に行って収録したとのことで、途中で虫の音や機械の音がはいってきていますが、せっかく現地に行っているので、現場の農場の様子を一言レポートするなど、現場の空気が伝わる工夫があればよかったと思います。

・農業は担い手がどんどん減っていく中で、新しい世代に向け希望のようなものが見える番組作りはいいと思います。吉田編集委員はゲストを何回も取材しているので、細かいことはわかっているかとおもいますが、初めて聴く人にとっては、吉田氏からゲストの方の会社はこういう会社だとか、規模がこれくらいすごいなどの説明があれば、さらにわかりやすかったと思いました。岡田アナウンサーが会話に出てきた数字についての尋ねるシーンがありましたが、このような素朴な疑問をパッとぶつける点はすごくよかったと思います。

 等の意見がありました。