第391回放送番組審議会の概要をお知らせします。
開催日時
2021年4月
番組審議会委員
井口委員長、池田委員、城守委員、仲宇佐委員、本川委員、山下委員
会社側
吉田京太 代表取締役社長、川畑直央 放送戦略局次長 兼編成部長 兼放送番組審議会事務局長、 本多麻記子 報道制作局次長 兼制作部長、山崎瑞香 報道制作局 副部長、滝澤崇央 報道制作局ニュース報道部 兼放送番組審議会事務局
今回の視聴番組は1月27日(水)と2月3日(水)朝8時25分からのそれぞれ15分番組で放送した、「新型コロナ情報スペシャル」を試聴しました。委員の皆様からは
・医師の感染体験談は高齢者の一人として大変参考になりました。冷静なお話で罹患から回復までの経過が良く理解できました。後半の講師のお話も、ウイルスの特徴からワクチンの有効性までとても説得力があり、多くの人の参考になると思います。開局以来、臨床医を対象に番組を継続していて、この番組を契機に一般消費者向けの情報提供も適宜やっていかれたらいいと思います。
・1年前のお一人の医師の話という側面はあるものの、医師の立場からの感染者としての経験を聞くことができたということは、国民の皆さんにとっても役立つと思われ、とてもよい企画であると思いました。
・タイムリーな話題で、識者の意見が聞けるのはとても魅力的でした。より正しい知識と判断をリスナーへ提供できることは大きな意味があるのではないかと思います。これからワクチンの接種が進んでいく予定だが、そういった情報も今後はあると良いと思います。
・医薬専門番組の制作者の方々が啓発番組を作られていることに心強さを感じました。いろいろな立場の出演者が自分の口から語るコロナ情報には説得力がありました。罹患経験のある医師の話は終始、客観的・具体的でわかりやすく、くだけた語り口も聞きやすかったです。一例としても、感染時の状態を知ることは不安軽減につながると思います。一人の話をしっかり聞けるラジオのよさを感じました。
・実際にコロナに感染した医師の話は説得力がありましたが、トーンが軽い感じで違和感を感じる部分もありました。2人目の薬剤師の方はデータに基づいた説得力のある話でした。ポイントを絞った内容で分かりやすかったです。女性のキャスターの方が棒読みで、会話になっていないような印象でした。
・こうした体験者の話をもっと紹介することで、この感染症に対する人々の理解もより深まるのではないかと思いました。後半の講師のお話も非常にわかりやすい内容でした。変異株の浸透でコロナ禍が深刻さを増す中、社会的な意義も深い番組になっていると評価します。
などのご意見がありました。