第382回放送番組審議会の概要をお知らせします。
開催日時
2020年5月 ※委員非参集で、個別にCD試聴し、意見を収集する形で実施
番組審議会委員
井口委員長、池田委員、石川委員、仲宇佐委員、日髙委員、本川委員、山下委員、
会社側
井元成吾代表取締役社長、川畑直央編成部長兼放送番組審議会事務局長、 小塚歩報道制作局スポーツ情報部、滝澤崇央放送番組審議会事務局
今回の番組審議会も、前回の審議会同様、新型コロナウイルスの影響などを勘案し、当社での開催を見送りました。委員の皆様には仕事場などで番組音声を視聴していただき、ご意見や感想をお送りいただく形で実施しています。その主な内容をご紹介いたします。
今回の視聴番組は、5月5日の祝日に放送した特別番組「かしわ記念実況中継」です。
委員のみなさんからは
●取材などが難しい状況の中で、しっかりと番組の構成をされ、必要な情報をわかりやすく届けるという意味では良かったと思います。
●今回のような少頭数の場合、「金太郎あめ」の予想になりがちですが、ゲストの鈴木さんを含め多様な予想になっていたと思います。今後とも面白い大胆な予想で競馬を盛り上げて欲しいと思います。
●落ち着いた解説の中にも、リアルタイムでの緊張感を感じることができました。ただ、スタートした時の臨場感は、思っていたよりもおとなしく、もう少し現場の雰囲気が、音として伝わるといいのかもしれません。そのほかは、安定の競馬実況中継であり、必要十分だと思います。
●無観客での開催ということで、臨場感などが伝わりにくい中での中継は苦労があったことと思いますが、番組としては全ての出演者のお話が聞き取りやすく、解説の方やゲストの方のお話も知識が豊富で、なおかつ良く調べられていて興味深く聞けましたし、実況、進行、レポートの全てをアナウンサーさんが担当されたことでとても安定感のある良い放送だと感じました。
●聞きながら高揚感をおぼえました。米田さんの進行、小塚さんの実況も聞きやすかったです。無観客レースの実況音は、思った以上に静かでさびしかったですが、この時期の記録としても意味があると思います。とくに興味をひかれたのは、「カーブの出口で器用さが必要」のような、予想の根拠がわかる解説だ。「芝の後のダートはスタートでつまずく」「穴はワイドファラオ」という予測が当たったのもおもしろく、競馬への関心を高めてくれました。
●無観客レースの、現場の状況を伝える中継は放送事業者の存在意義を改めて印象付ける重要な機会になったと考えます。あらゆる娯楽が制約される中で意義深い番組になったと思います。解説者やゲストの方々の過去のレース戦績などに関する知識も豊富で、競馬ファンにとっては大変興味深いものになっていたのではないでしょうか。
・・・・などの意見がありました。