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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第353回放送番組審議会

2017年6月14日に開催された第353回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2017年6月14日

出席者(番組審議会委員)

長谷部委員長、海原委員、池田委員、藤沢委員、町田委員

出席者(会社側)

井元成吾代表取締役社長、石井桂子執行役員編成制作担当兼放送番組審議会事務局長、土肥穂高編成制作局長、宮崎裕一番組プロデューサー/ディレクター、滝澤崇央番組審議会事務局

この日の番組審議会で試聴したのは、2017年5月14日放送 特別番組「日野原重明105歳 恋と病と音楽と」。レギュラー番組「日野原重明の輝く顔と輝く心」を2004年4月からスタートさせ、2017年で13年目を迎えましたが、残念ながらこのレギュラー番組は5月で終了となりました。長い間お聴きいただいたリスナーのみなさまに感謝を込めて、特別番組を制作・放送しました。ご意見を聞きました。

委員の方からは:

・非常に日野原さんのお人柄が伝わってくる語りだと思いました。ラジオなので、最初はちょっと聴き取りにくいかなと思いましたが、耳を傾けて、集中して、何をおっしゃっているのかを聴く事ができて、全体として凄く伝わるものがありました。105歳の日野原さんが実際に生声で登場されたことに価値があるんだろうなということで、私としては非常に"じーん"としました。

・とてもいい番組だったと思います。番組において音楽がとてもいい感じで使っていらっしゃった。ただのBGMではなくて、言葉の切り替えのところとか、音楽もちゃんと登場人物というか、凄く素敵に使っていらしたなと思って聴かせていただきました。

・大人がじっくり聴くというか、しっとり聴く番組だと思います。死生観をしっかりと踏まえて生きていらっしゃる声というのはものすごく重要になってくると思います。こういうテーマでしっかりとお話を聴ける番組をこれからも作っていっていただけると嬉しいと思いました。

・この川越先生や、長年番組を放送してきたラジオNIKKEIとの信頼関係というか、そういう強さが、こういう番組、いい発言を引き出せたのかなと思いました。

・おなじみの日野原先生ワールドでした。ファンの方にとっては若い頃に先生が作られた小説まで朗読で聴くことができて満足だったのではと思います。また別の形でこれまでの日野原先生とのつながりを大事になさることは財産だと思います。

・気になったのは進行役の方が医師であるにもかかわらず、あまりにも日野原先生を神格化していて一般の方が聴くと奇妙に聞こえるのではという気がしました。あっぱれおじいちゃん先生くらいのキャラクターで話していただける方がいたら新しいファン層を獲得できるようになるのかなと思いましたが、それではこれまでのファンが怒るかも、などと考えながら聴きました。

・レギュラーの看板番組「日野原重明の輝く顔と輝く心」の締めとしては非常に成功した作りではないかと思います。たぶん今まではあまり語らなかった自分の恋の話、こういう"人間"「日野原重明」というのを、浮き立たせたということですね。とても良い番組だと思います。音楽の選曲もいいですし、ナレーションも落ち着いていていいですね。感心しました。