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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第332回放送番組審議会

2015年5月13日に開催された第332回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2015年5月13日

出席者(番組審議会委員)

近藤委員長、石川委員、池田委員、井出委員、海原委員、藤沢委員、

出席者(会社側)

鈴木健司代表取締役社長、海老沢勲編成制作局長兼放送番組審議会事務局長、本多麻記子番組プロデューサー、高山英久番組審議会事務局

この日の番組審議会では、帝京平成大学薬学部教授で薬剤師の井手口直子さんがパーソナリティとして毎回旬のゲストと対談する「井手口直子のメディカル・カフェ」の4月8日放送分(ゲストは筑波大学大学院教授で筑波大学発ベンチャーのサイバーダイン社CEOの山海嘉之氏)を試聴し、意見を聴きました。

委員からは、

・番組を聴いて感銘を受けた。山海教授のような方がいるから医療もニッチな所に陥らずに、倫理面からのクロスチェックが入って行くのだと思った。子供の時から広い視野を持ち、広い知識を持つことによって、専門領域だけに偏らない大人になれるのだと感銘を受けた。

・試聴前に番組の4月のテーマは「医工連携」と説明され、ピンと来なかったが、番組を聴いて医学とテクノロジーが融合することで新しい医療を切り開くということが良く分かった。また、これからの医療がどんな可能性を秘めているのかが良く分かる番組っだたと思う。

・山海教授とは何度か会ったことがあるが、たいへん面白い方で、この番組でも面白いことを小出しに紹介していたように感じた。番組内容もほとんど山海教授が自分でストーリーを書いてしゃべっているのではないかとも思った。山海教授が出ていれば全て良し、という感じだった。

・「医工連携」というテーマも面白く、井手口さんのしゃべりも歯切れが良く、番組全体としては良かったと思う。また、前半は装着型ロボット「HAL」について、後半は山海教授のバックグラウンドについて語っていたが、どちらも興味深いものの、個人的には後半の話に特に興味を持って聴いた。

・番組ホームページにある、対象者を「医療従事者の方をはじめ患者関係者や学生など」に絞っているならば、今回の内容はやや難解な言葉や考え方が述べられていて難しかったのではないかと思った。医療従事者という立場から番組を聴いてみても、山海教授の魅力は良く分かったものの「HAL」というロボットをラジオでイメージするのは難しいのでは、と感じた。

・山海教授は様々なメディアで取り上げられているいわゆる著名人なので、内容面ではあまり驚きはないが、教授が出演したことで既にこの番組は成功したと言えよう。ただ、せっかく「HAL」の保険適用申請の話題があるのに、いくらで使えるようになるのか、どこへ行けば利用できるのかなど、患者も聴取対象と考えればそうした疑問にも答えてあげる必要はあったのでは、と思った。