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番組審議会

株式会社日経ラジオ社(ラジオNIKKEI)では放送法に基づく番組審議機関として番組審議会を設置しています。
番組審議会は各界の有識者で構成し、原則として毎月1回、放送番組向上のため会議を開いています。

番組審議会委員のご紹介(敬称略、50音順)
竹内 香苗(フリーアナウンサー)
谷垣 浩司(野村ホールディングス 執行役員)
仲宇佐ゆり(フリーランスライター)
山口 英彰(日本中央競馬会 常務理事)
山﨑 浩志(日本経済新聞社 常務編集局長)
山下 康介(作曲家・編曲家)

第325回放送番組審議会

2014年9月10日に開催された第325回放送番組審議会の概要をお知らせします。

開催日時

2014年9月10日

出席者(番組審議会委員)

近藤委員長、井出委員、海原委員、池田委員

出席者(会社側)

鈴木健司代表取締役社長、海老沢勲編成制作局長兼放送番組審議会事務局長、鎌田伸一番組プロデューサー、高山英久番組審議会事務局

この日の番組審議会では、初めに民放連の放送基準の一部改正に伴う「日経ラジオ社放送番組基準」の一部改正について諮問したところ、出席委員全員の承認を得ることが出来ました。続いて開局60周年記念特別番組「日本の底力~日本全国の"本物"が持つグローバル競争力~」を試聴し、意見を聴きました。

委員からは、

・パーソナリティの矢嶋康次さんはさすがにエコノミストだけに"良く知っているな"と思った。今回取り上げた福井県の恐竜博物館にも行ったことがあるが、大変面白く、感動する場所だ。ただラジオということで、面白さが十分に伝わったかどうかが気になった。また、島根県の足立美術館にも行ったことがあるが、庭園はスケールが大きく、皆が見とれてしまうほどだ。選択としては大変面白い場所を選んでいると思った。

・ とても面白い番組だったが、外国人に「ゆめぴりか」を紹介するならば、"是非北海道に来て食べてみて。日本料理と日本米はおいしいですよ"というような作り方にした方が伝わるのではないかと感じた。恐竜博物館の竹内館長も話が上手だったが、少し分かりづらかったので、聞き手はもっと突っ込んだインタビューをすべきだったと思う。足立美術館も創業者や現オーナーがどんな方なのか、どうやって美術館経営が成り立っているのかが分からなかった。全体にもっと説明に時間を使って欲しかった。

・大変面白く聴かせてもらった。私自身は説明で全てを分かり易く教えてしまうと、実際に行ってみようという人が減ってしまうかもしれないので、その辺は伝える側のさじ加減が大事になってくるのではないかと思う。その点では、恐竜博物館が大好きな矢嶋さんが"北陸新幹線が出来て、人が多くなるとヤダなぁ"と言ったところは、聴いている人からすると、逆にちょっと行ってみたくなるような効果的な一言だったと思う。

 ・私は一つ一つの項目の中身が非常に濃かったと感じた。聞き手の記者たちの質問の仕方もうまく、取材力が高いと思わせる内容だったと思う。敢えて辛口のことを言えば、日本全国の宝物候補の中からこれらを取り上げた選考基準がよく分からなかった。最近は地方紹介の番組が多くなっているので、開局60周年と銘打った特別番組らしい切り口があれば良かったと思う。事前に十分議論して、選択基準を明確にして取材に行って作り込めばもっと良い番組になったと思う。ラジオは映像がない分、言葉で分かり易く説明する必要があったと思うし、紹介した各地のアクセス情報や製品の入手方法、また連絡先などを番組の最後に入れておくべきだったのではないかと感じた。