「和島さんっ、すいませーーん」
「ははは、そんなことじゃないかと思いましたよ」
「ほんと、ごめんなさい!言いだしっぺなのに」
「福永さんが行こうって言うから、迷ったあげく
ぎりぎり昨日返事出したばっかりだったんですよ」
今日はお花見があったんですって。
福永マスターに引っ張られて和島記者も行くことにしたら
マスターがキャンセルで、
「わたし、誰も知らないんじゃないですか。んー」
私は今日は行けないんですけど
「○○さんが参加されるはずですよ」
「○○さんってどなた様でしたっけ、だめだなオレ」
あらら。
「ところで和島さん、ひとつお願いが」
「改まって何ですか。・・わたしなんかでよろしいなら」
「あ、聞いてくれますね。言っちゃっていいですね」
「なーんですか、コワイなあ」
「実は、委員をやってほしいんですよ」
「福永さんにただ付いて行けばいいんですよね、賛成ーって。
で、福永さんは今度何になるんですか。
1番偉い人?」
「どこの福永さんがですか。やめてくださいよ~」