鎌田記者がきょうの株式市場を約10分で解説「きょうカブ!」ポッドキャスト配信中
「"高市トレード"活発、日本株高・円安、日経平均48000円乗せ」」
「3年債・5年債の利回り低下、しかし30年債利回りは大幅上昇」
「インフレ色強まり設備投資増加期待、機械・電機株大幅上昇」
10月6日の日本株は上昇しました。自民党新総裁に高市早苗氏が決まったことで、今後の財政支出拡大を期待する買いが盛り上がりました。日経平均48000円、ドル円150円乗せです。
財政支出拡大による景気の改善期待が株価を押し上げ、緩和的金融政策への期待が日本円を押し下げました。そして国債の発行量増加を見据えて長期金利がどのくらい上昇するのか、大きな注目点でしたが、午後2時50分現在、10年債利回りの上昇は0.01%P程度の上昇にとどまっています。急な金利上昇には至らなかったので、株買いの安心感が生じたようです。
一方で、3年債、5年債の利回りはそれぞれ0.01%P、0.02%P低下しています。償還までの期間の短い国債については金利が低下しています。従って、高市総裁の誕生は金融政策においてやや利上げが先送りされる要素と捉えられたようです。
ただ、超長期債の利回りは上昇が鮮明です。30年債の利回りは3.30%(+0.13%P)に上昇しています。短期的には日銀の金融政策で利上げが先送りされ、10年債利回りの上昇を抑制するとしても、30年後に償還を迎える日本国債への信頼度が薄れることは避けられない、マーケットはそのように見ています。
規模別株価指数では、大型株指数が3.5%、中型が2.5%、小型は2%の上昇率となっています。大型株ほどよく上がっています。金融相場的な色彩が強まっています。
個別銘柄では、3日に8月上半期決算を発表した安川電機が大幅高となりました。6-8月期の受注高は1340億円となり、前年同月比6%増加、3-5月期との比較でも5%増加となりました。高水準の受注となったことで、会社側では今年度通期の業績見通しを上方修正しました。
安川電機の6-8月期地域別受注高は、国内が前年同月比14%増加、3-5月期との比較で25%増加と極めて好調でした。国内企業の省力化投資意欲が旺盛です。全受注高1340億円のうち国内は411億円、「国内受注比率」は30.6%となりました。3-5月期の国内受注比率は25.7%でしたので、やはり6-8月期は国内受注の強さが目立ちます。
業種別株価指数では、機械・電機が大幅上昇しました。安川電機の急騰もこれらの業種の株価上昇をもたらしています。インフレ色が強まる日本経済を意識して多くの企業が現金を「現金以外のモノ」に変える動きが強まれば、結果的に設備投資は活発化します。機械・電機の株価大幅上昇は、インフレ持続が企業マインドに与える影響を反映しています。











