「ナスダック指数が1%上昇」
「テスラが10%高、自動運転のコンピュータが時価総額5000億ドル押し上げ...」
「クアルコム、アップルとrGチップ3年間の供給契約を発表」
9月11日の米国株は上昇しました。上昇率は、NYダウが0.2%、ナスダック指数が1.1%でした。
先週の悪役だったアップル株は0.6%の上昇率でした。そのアップル向けに半導体を供給しているクアルコム(QCOM)は大幅高でした。
クアルコムの株価(11日)
110.28ドル(+4.14ドル、+3.90%)
クアルコムの株価は、先週の7日に7.2%の大幅安となっていました。アップルiPhoneの中国政府における販売抑制策が報道されたためです。クアルコムは11日、24年~26年の3年間におけるアップルへの5Gチップ供給契約を結んだと発表しました。この発表によってクアルコムは4%近く上昇しました。
アップル向け代表的サプライヤーの株価上昇は、日本の電子部品株にとって、心理的な追い風になりそうです。
ナスダック市場ではテスラ(TSLA)が大幅高です。
テスラの株価(11日)
273.58ドル(+25.08ドル、+10.09%)
報道によると、テスラはモルガンスタンレーのアナリストが目標株価を400ドルに引き上げたことが好感されたそうです。テスラのFSD(完全自動運転)技術のために作られたスーパーコンピュータがテスラの価値を5000億ドル引き上げるとしています。
テスラの時価総額は8683億ドル(約127兆円)です。11日の売買代金は約460億ドル(約6兆7000億円)に膨れ上がりました。米国市場では、個別の人気株を縦追いする動きが極まっているようです。昨日の東京市場における銀行株買いと重なります。
9月12日午前7時記