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「日本株、徐々に下げ渋り」

「7月の自動車輸出、世界向け28%増加」

「米国の自動車生産指数、前月比+4.8%」

「米国の自動車需要の強さを示す」

 

 

8月17日の東京株式市場では、米国株安受けて、朝から売りが先行しました。日経平均は前場の取引時間中に一時450円ほど下げる場面がありました。その後は、徐々に下げ渋りました。

 

 

経済産業省が17日、7月の貿易統計を発表しました。7月月次の企業収益動向を考える上で重要なデータです。

 

 

自動車輸出は7月も好調です。以下に国・地域別の輸出動向を掲載します。

 

自動車輸出

世界向け 1兆5905億円(+28%)

米国向け   5650億円(+34%)

EU向け   1913億円(+55%)

アジア向け  2159億円(-9%)

中国向け    965億円(-23%)

中東向け   1574億円(+30%)

 

 

特に米国・EU向けの輸出が好調です。まt、中東向けの日本車輸出が高い伸びを示していることが注目されます。7月の日本車メーカーの業績動向は高い水準で推移しています。

 

 

米国でも7月の自動車生産好調も確認されています。FRBは16日、7月の鉱工業生産指数を発表しました。全体では「前月比+1.0%」となりました。業態別では「自動車」が前月比+4.8%となって全体の伸びを牽引しました。

 

 

日本から米国向けの自動車輸出が前年同月比34%増加して、米国の鉱工業生産指数で自動車業態が前月比4.8%上昇しています。それが7月の経済統計の事実です。事実は米国における自動車需要の強さを示しています。

 

 

事実に対して、投資家のマインドが下に振れ、株価が下振れているならば、事実の方を重視すべきでしょう。

 

 

なお、7月貿易統計における主な製品別輸出を以下に示します。

 

原動機     +14.1%

建設・鉱山機械 +23.8%

荷役機械    +13.8%

重電機器    +12.3%

 

半導体製造装置 -26.6%

半導体等電子部品-14.8%

 

 

半導体関連の輸出が低調な一方で、建設機械関連は好調持続です。

 

 

8月17日午後3時20分記

 

 

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