「16日の米国株下落、ナスダック指数1%下落」
「債券安、原油安、株安」
「7月FOMC議事要旨公開、年内利上げ確率わずかに上昇」
「ドル円相場は146円40銭台に上昇」
「日経平均予想PER、約1カ月ぶりの15倍割れ」
8月16日の米国株は下げました。下落率は、NYダウが0.5%、ナスダック指数は1.1%でした。
様々な投資対象を売却する動きが続いています。債券価格は下落して10年債利回りは4.26%(+0.04%P)まで上昇しました。原油先物価格は8日以来の80ドル割れです。金価格も下げました。
7月FOMCの議事要旨が公開されました。引き締め型の金融政策が意識されました。FED WATCHによると、年内の利上げ確率は約36%です。前日(約34%)に対して若干上昇しました。
ドル円相場は146円40銭台まで上昇しました。
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8月16日の日経平均は7月12日以来の32000円割れ、予想PERは7月18日以来の15倍割れとなりました。時系列で示します。
日経平均 予想PER 予想1株利益
7月3日 33753円33銭 15.47倍 2181円
4日 33422円52銭 15.36倍 2175円
5日 33338円70銭 15.36倍 2170円
6日 32773円02銭 15.16倍 2158円
7日 32388円42銭 14.99倍 2160円
10日 32189円73銭 14.89倍 2161円
11日 32203円57銭 14.83倍 2171円
12日 31943円93銭 14.74倍 2167円
13日 32419円33銭 14.89倍 2177円
14日 32391円26銭 14.85倍 2181円
18日 32493円89銭 14.93倍 2176円
19日 32896円03銭 15.12倍 2175円
20日 32490円52銭 15.01倍 2164円
21日 32304円25銭 15.02倍 2150円
24日 32700円94銭 15.15倍 2158円
25日 32682円51銭 15.17倍 2154円
26日 32688円34銭 15.14倍 2159円
27日 32891円16銭 15.22倍 2161円
28日 32759円23銭 15.22倍 2152円
31日 33172円22銭 15.41倍 2152円
8月1日 33476円58銭 15.45倍 2166円
2日 32707円69銭 15.21倍 2150円
3日 32159円28銭 15.00倍 2143円
4日 32192円75銭 15.06倍 2137円
7日 32254円56銭 15.08倍 2138円
8日 32377円29銭 15.13倍 2139円
9日 32204円33銭 15.03倍 2142円
10日 32473円65銭 15.17倍 2140円
14日 32059円91銭 15.01倍 2135円
15日 32238円89銭 15.06倍 2140円
16日 31766円82銭 14.86倍 2137円
決算発表を経て、日経平均の予想1株利益は1%ほど低下しました。利益が伸びない中で、株価が上昇するにはPER上昇が必要です。日本株のPERの上昇要因発現が待たれます。
「今後、どのような出来事が発現すると、日本株のPERが上昇するか」を自問自答します。M&Aの活発化、24年以降の業績拡大期待、有力投資家の日本株買い付け表面化...、その答えがあまりに少なければ、なかなか株価は上がらないことになります。
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日本政府観光局は16日、7月の訪日外客数を発表しました。以下に時系列で示します。
訪日外客数 2019年比
4月1,949,236人(-33.4%)
5月1,899,176人(-31.5%)
6月2,073,300人(-28.0%)
7月2,320,600人(-22.4%)
コロナ禍前の2019年と比較した減少率が、月を追う毎に低下しています。
国別では、中国からの入国者数は2019年7月比70.2%の減少でした。一方で、韓国、シンガポール、インドネシア、フィリピン、米国、カナダ、メキシコ等からの入国者は既に2019年を上回っています。
8月17日午前5時30分記