「10日~11日、米国株は落ち着いた動き」
「物価指標を乗り越える」
「米国物価、消費データ、総じて堅調、ドル円145円、円の安値を試す」
日本は3連休ですね。お盆の時期の台風が心配です。
10日、11日の米国市場を見てみましょう。
NYダウ
10日35,176.15ドル(+52.79ドル)
11日35,281.40ドル(+105.25ドル)
ナスダック指数
10日13,737.98P(+15.97P)
11日13,644.85P(-93.14P)
物価指標の発表を乗り越えました。NYダウは2日続伸です。ナスダック指数は10日に上昇して、11日は反落です。
10日発表の7月米国消費者物価指数です。総合物価指数の伸び率は前年同月比+3.2%と6月の3.0%を上回りました。しかし、コア指数は+4.7%で、6月の+4.8%を下回りました。
米国消費者物価指数(7月)
前年同月比 前月比
総合 +3.2% +0.2%
コア +4.7% +0.2%
11日に発表された7月生産者物価指数は、前年同月比+0.8%、前月比+0.3%でした。
米国10年債利回りは、2日間で0.15%Pほど上昇して4.16%台となりました。ドル円相場はほぼ145円です。円の安値を試しています。
FED WATCHによると、年内に利上げが実施される確率は32%弱です。1週間前の25%に比べると、若干上昇しています。
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ミシガン大学は11日、8月の消費者態度指数速報値を発表しました。
ミシガン大学消費者態度指数(8月速報値)
総合 71.2(-0.4P,-0.6%)
現状 77.4(+0.8P,+1.0%)
期待 67.3(-1.0P,-1.5%)
この指数はインフレ警戒感の抑制を好感して、7月に(+7.4Pの71.6)と大幅上昇となっていました。大幅上昇翌月の8月も高水準をキープしました。
10日、11日に発表された米国物価指標、消費のソフトデータは、総じて米国経済の強さを示す内容です。「金利高・ドル高円安」です。
8月12日午前9時10分記