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「米国長期金利上昇、ドル円143円50銭台に上昇、米国株小動き」

「米国6月労働市場調査、求人件数減少、離職者減少」

「7月ISM製造業景況指数、雇用指数が大幅低下」

「米国労働市場軟化の兆しが広がる」

 

 

8月1日の米国市場では、NYダウが0.2%上昇する一方で、ナスダック指数は0.4%下げました。決算を発表したキャタピラーが8.8%も上昇したことが寄与して、NYダウは上げました。

 

 

米国10年債利回りは0.09%上昇して4.05%となりました。ドル円相場は一時143円50銭台まで序章しました。

 

 

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米国労働省は1日、6月の雇用状況調査を発表しました。求人件数は前月比3万4000人減少の958万人となりました。2カ月連続の1000万人割れです。昨年6月の1096万人と比べると、137万9000人の減少です。求人件数減少が確認されました。

 

 

米国の求人件数

5月 961万人

6月 958万人

 

 

6月の離職者は前月比28万8000人減少の563万7000人となりました。昨年6月は599万人でした。

 

 

米国の離職者

5月 592万人

6月 563万人

 

 

米国の労働者は、高い給与を求めて離職します。離職者の減少は賃金の減少につながると見られています。先週開催されたFOMC後の記者会見で、パウエル議長は次のような趣旨で語っています。

 

「"失業率の上昇"ではなく、"求人件数と離職者の減少"によって雇用市場の軟化を確認する。この継続を望んでいる」

 

 

6月の離職者は大幅に減少しています。FRBの期待通り、米国の労働市場は軟化しています。この6月の雇用データには、極めて重要な意味合いがあります。

 

 

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ISMは1日、7月製造業景況指数を発表しました。メイン指数のPMIは前月比0.4P上昇の46.4となりました。

 

7月ISM製造業景況調査

PMI  46.4+0.4

新規受注47.3+1.7

生産  48.3+1.6

雇用  44.4-3.7

 

 

雇用指数が前月比で大幅に低下して、50を大きく下回っています。このISM製造業景況指数からも、米国雇用の軟化が示されています。

 

 

8月2日午前6時10分記

 

 

 

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