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「31日の米国株は高い」

「電子部品会社の業績悪化、しかし、1-3月期と比べて改善」

「三菱電機、エアコン販売が伸びる」

「中国塗料、船舶向け塗料の採算改善で上方修正」

 

 

7月31日の米国株は上昇です。NYダウ、ナスダック指数とも0.2%上昇しました。

 

 

日本企業の決算発表が佳境を迎えています。7月31日の取引終了後に多くの企業の決算が発表されました。「電子部品メーカーの業績悪化」が認識されます。

 

 

村田製作所の4-6月期

営業利益 501億円(前年同期比-44%)

 

京セラの4-6月期

営業利益 256億円(-38%)

 

 

パソコンやスマホの需要減少を受けた電子部品メーカーの業績悪化が再認識されます。ただ、昨日も記しましたが、31日発表の6月鉱工業生産指数において、電子部品デバイス産業の実績指数が「前月比+6.8%」となり、7月の生産予測値が「+8.0%」となったことを重視すべきと考えます。株価面では、悪い現状を十分に織り込み、次の段階を模索する段階にあると考えます。京セラのPBRは1倍を割っています。

 

 

村田製作所の4-6月期営業利益は前述のとおり、501億円です、前年同期比で大幅減益ですが、1-3月期の192億円に対しては2.6倍増です。1-3月期と比べて4-6月期は増加しています。

 

村田製作所の業績推移(億円)

    13月期 46月期

受注高   3138   3610

売上高   3476   3677

営業利益   192      501

 

 

受注高も、4-6月期が1-3月期を上回っています。

 

 

村田製作所では4-6月期の総評として「直近の売上予想に対しては、為替が想定よりも円安に推移したことから上振れで着地。但し、実態として部品需要は想定を下回っている」としています。想定以下の部品需要です。ただ、大枠として先行きが過去よりも上方に向かっている構図には変化はないと考えられます。

 

 

                  ☆

 

 

三菱電機は31日、4-6月期決算を発表しました。

 

三菱電機の4-6月期

営業利益 610億円(+79%)

 

 

家電を軸としたライフ事業の営業利益が439億円(前年同期比3.2倍増)となって、全体を牽引しました。空調機器の伸びが大きくなりました。

 

 

                ☆

 

 

31日夜のPTS(私設取引市場)では、中国塗料(4617)の株価が大幅に上昇しました。同社は船舶向け塗料を主力とします。中国・韓国の船舶向け塗料の出荷増加・販価引き上げの効果により、4-6月期の営業利益は黒字転換し、業績見通し、配当見通しが引き上げられました。

 

 

8月1日午前6時10分記

 

 

 

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