「日経平均先物、夜間取引終値は430円上昇」
「米国で半導体関連株は髙安まちまち、半導体製造装置メーカーは上昇」
「円安を受けて日経平均先物が買われる」
7月21日の米国株は小動きでした。NYダウはほぼ前日比変わらず、ナスダック指数は0.2%安でした。
20日に大幅安となった半導体関連株は髙安まちまちです。NVDAは2.6%安、TSMCは0.6%安となる一方で、AMDは0.6%高、インテルは1.9%高、クアルコムは3.3%高でした。
NVDAの株価は14日に480ドルの高値を付けた後、18日~21日まで4日続落、21日安値は442ドルまでありました。高値を付けてから1週間後の安値までの下落率は8%です。
NVDAは6月20日に439ドルの高値を付けた後、6月26日安値401ドルがありました。その時の約1週間の下落率が8.8%でした。高値を付けてから10%程度の調整はさほど珍しいことではないのでしょう。
半導体製造装置メーカーでは、ASMLが2.5%上昇、AMATが1.7%上昇、ラムリサーチは1.3%上昇です。
半導体製造装置メーカーは上昇したので、週明けの東京市場においても、売買代金上位の半導体製造装置メーカーの株価反発への期待が生じています。
大証の日経平均先物は夜間取引において430円上昇しました。為替相場において、1ドル142円に迫るドル高円安の動きとなり、日経平均先物を押し上げました。
来週の米国時間26日には、FOMCの結果が公表されます。FED WATCHによると、利上げ確率は99.8%です。完全な織り込みに成功しましたので、結果に対するマーケットの混乱はないと考えられます。
7月の利上げ後、年内3回(9月、11月、12月)のいずれかのFOMCで追加利上げが実施される確率は約25%となっています。
日銀の金融政策決定会合も開催されます。21日夕刻から「政策変更なし」との見方が広がって、円が売られました。為替と日本株取引の連動性が高いので、日銀の政策動向への関心も高くなります。
7月22日午前5時40分